2020年3月10日火曜日

小ネタ

 Haas Desktop Millのスペックが少しずつ固まってきてる。電源は単相110Vだそう。日本で使うにはギリギリな感じか。スイッチング電源だろうから許容範囲ギリギリを狙って使えることを期待するか、昇圧トランスを噛ますか。値段が確定してないのが微妙だよなぁ。EDUだけ安く設定して一般向けは高い、って流れかなぁ。5000USD超えるとPocketNCが競合してくるけど、DMはコントローラがクッソ高そう。


 考え中のブツ、部品を5軸で切削できれば簡単に作れるのになぁ、とか思ったり。PocketNC買うか?(買わねーよ
 CM-1とか欲しいよね。高いけど。PocketNCいっぱい買えちゃう……

 まぁ、5軸CNCとか、有れば便利だけど、無ければ何も作れない、というわけでもないし、工夫次第。く、悔しくなんかねーし!!

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 OSIRIS-RExでブラックホールからのX線バーストを検出したよ、という画像。

 Je verwacht ‘t niet: planetoïdenverkenner OSIRIS-REx die de uitbarsting van een zwart gat waarneemt

 マグニチュードの表現が黒体風のやつだ。黒体風のヒートマップって時々見るけど、どうやって計算するのが正しいやり方なんだろう?
 色温度の計算方法はググればいくつか出てくるけど、基本写真の補正とかのヤツを想定してか、4000K前後から~くらいの範囲が多い。黒体ヒートマップだと数百Kくらいから6000Kくらいまでだから、太陽光の補正に使うような計算式だと転用できない。
 それにヒートマップの場合は正確に色温度を表現するのが目的じゃなくて、マグニチュードと視覚の直線性が問題なので、厳密に色温度を計算する必要はないし。

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 H-IIAの燃焼終了、LOXの枯渇で行うらしい。LH2の上にLOXタンクがあるので、LOX配管はある程度の長さがある。この配管の中のLOXもある程度消費するタイミングで、燃焼を止めてるらしい。LH2は比重低いから多めに載せて先にLOXを枯渇させてるのかな?
 H-IIAは元々LRBを1本/2本使う想定があって、先にLRB1本型を開発する予定で、その場合は機体の姿勢が傾いた状態で打ち上げられるから、液面検出ができるか検証する必要がある、とも。

 そういえば、H3のヘビー化で、エンジン増やすと発射台改造するの大変だろうな、と思ってたけど、H-IIAはLRB使う想定があったから、H-IIAの発射台は最初からH-IIBを3本並べて打てるような構造になってるんだろうか? H3側からすれば開発終盤でヘビー化とか言われても…って感じだろうけど。

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 イプシロンの火工品削減の話、2号機で開発済みらしい。
 3号機から強化型にする予定だったけど、2号機の衛星が遅れたので、2号機から強化型を適用してる。このときに一緒に開発したのかも。ただ、開発済み、とは書いてあるけど、適用済み、というのは見つけられていない。イプシロンはいまいち情報が出てこない。
 形状記憶合金を使った弁、というのは、天井のスプリンクラーで開発が行われてるっぽい。加熱されたら水をまいて、消火したら散水を停止して、再燃したらまた散水して、というのを自動でやってくれるやつ。今までの自動散水は人間が止めなきゃいけないので、遅れると火災による損失よりも水没による損失のほうがでかいんだそうだ。それの対策として、自動で散水が止まるスプリンクラーがあると便利だよね、という。
 それ以外の、ロケットに関連しそうな話題は、特に見当たらない。

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 SMSJの推力制御、ロータリーバルブの前段にチョークを追加する案が初期に提案されていて、その後どうなったのか知らないけど、なんとなく、M-VのSMSJから進化させ直したほうがいい気がする。
 M-VのSMSJは1枚のフラッパーで2方向への推力を選択するが、フラッパーを3枚として3方向への推力を選択する。通常はすべて開としておき、燃焼圧を低く保って燃焼速度を低下させ、3方向への推力を均一化させることで、2組を組み合わせたときの6方向角速度を平衡させる。姿勢変更が必要な場合はそれぞれ2箇所のフラッパーを閉じることで推力ベクトルを作りつつ燃焼室圧を高めて燃焼速度を向上させる。という感じ。
 フラッパーはソレノイドのON/OFFで制御できるので、4位置ロータリーバルブよりは扱いやすいはず。
 燃焼圧に打ち勝つだけのフラッパー復元力が必要なのと、それを駆動するための駆動力が必要なのが厳しそう。

 ただ、チョーク+ロータリーバルブ方式では、チョークをサーボ制御することで推力制御が行える。フラッパー方式は構造がシンプルな一方で、推力制御はできない。

 M-Vやイプシロンは、第1段推力飛翔中は第1段モータのTVCで姿勢制御するので、特にイプシロンのSMSJは、推力飛翔中はロール制御にしか使われない。1段燃焼終了から分離まではSMSJで3軸姿勢制御を行うが。とすると、主に使うのは終盤なのに、打ち上げ前から常に一定で燃やし続ける定出力SMSJは、たしかに無駄は多そうだ。とはいえ、ペイロードに対する1段の感度だと、追加で開発して割に合うだけの成果が得られるかというと、微妙な気もするんだよなぁ。

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 PDF資料のスタックがどんどん積み重なってヤバい。
 資料1個読む間に5個くらい増えてる。新しいキーワードが出てきて、ぐぐったらPDF出てくるんだから、しょうがないね。。。
 読んで、しばらく経って、いざリンク集に入れようと思って、読み直してみると、中身忘れてて、読み直すのが面倒で積む、というのがよくあるパターン。タイトルとURLだけ貼って説明文は後から書き足すか。。。

 アリアドネの糸問題だけど、本文の説明があればブラウザの文字列検索で探しやすい。一方で、タイトルだけでも「たしかこの資料に…」ということはある。ただ、ファイルが増えすぎるとタイトルを読み流すだけでも大変。むしろ中身の説明は無しでタイトルだけ羅列したほうが見やすいかも。

 そもそも、リンク集は後からその資料を探したい時のために作ってるものだけど、ググったらわりと出てくることに気がついたんだよな。ググるときのキーワードさえ思い出せれば。逆に言えば、キーワードも思い出せないほどに薄い記憶の資料であれば、リンク集は効果的。一方で、そこまで薄い記憶だと、資料の存在自体を忘れている可能性も高い。結局、リンク集はあんまり意味ないかな、と思ってきている。

 しかしまぁ、積んでしまったものは少しでも崩しておきたいし、2月は更新サボってたし、今月はリンク集追加キャンペーンをやろうかな、と、思ってる。何ヶ月か前にもそんな宣言した気がするけど。
 今の所3ページ分あるけど、新しくエントリを立てる予定。新しく作るときは下書き状態で保存できるので、月末にでもまとめてゴソッと出るはず。

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