しょうがないので長いUSBケーブルで接続。長いと言っても5mも無いのでパッシブ。レピータ使うまでもない。というか探すの面倒。。
逆2乗かなり効くね。壁も合わせてほとんど聞こえない程度に静かになった。ちゃんと動いてるか心配になる。
USB引っ張ってるので、向こう側にハブ1個置いてUSBカメラとUSBのライト置いておけば、PCから監視できるな、と思ったり。そうすればフィラメントのロードとかもPCから操作できる。USBカメラ、改造用に変なやつはいくつか買ったけど、ちゃんと使えるやつは手持ちに無い気がするなぁ。
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3Dプリンタで出したヤツにインサートナットを埋め込むために、ハンドナッターという工具を買ってみた。その名の通り、手動でナットを入れる道具。本来はアルミみたいな柔らかい金属製のナットを入れて変形させることで薄板にメネジを作るような使い方。
圧入は問題なく可能だけど、いかんせん金属を塑性変形させることを目的とした工具なので、全体的にデカイ。特に先端の接触面がかなり大きくて、直径20mmくらいある。近くに谷折りみたいな角度がついた場所では使えない。
開放空間で使うのは使いやすいけど、入り組んだ場所で使うなら、裏からキャップボルト入れててナットで引っ張ったりしたほうが良さそう。キャップボルトで直接引っ張ると真鍮のインサートがガリガリ削れていく感じがしてあまりよろしくない。気分の問題ではあるけど。
FDMプリンタで構造を作るときに、CAD上だとかなりしっかり作らないと安心感が得られないけど、実際には0.8-1.2mmくらいの壁+補強でも、かなり大型の構造を作れる。ある程度の弾性はあるので、カッチリさせたいときはしっかり作り込まないといけないけど。
2層か3層くらいの壁でも十分に強度が出るけど、絶妙に厚い壁だと層間が密着せず、1層2枚のようになる。2層1枚と1層2枚では明らかに強度が異なる。同じ向きの0.8mmの設計でも、ある場所は1層2枚、別の場所は2層1枚、みたいに異なる結果になる。このあたりはスライサーのさじ加減なので、優秀なスライサーが使えないプリンタはつらい。流し込みタイプの接着剤とか入れたら多少は良くなるかな?
このあたりはフィラメントをケチらずとにかくいろいろな設定で試して見る必要がありそう。傾向が見えてくれば以降はかなり強度のあるものが作れるようになるはず。
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大気球の移動地上局、LASCOS(Low Altitude Space COmmunication System)という名前らしい。最初のシステムは90年代。2008年頃に新システムに更新。
φ1.8mのパラボラをメインに、左右に八木アンテナを設置。LバンドのレーダとUHFの送信、広帯域(数十kHz-数GHz)の受信、という感じらしい。
20ft海上コンテナにシステムを搭載して、通常のコンテナと同じように海運可能。輸送後、コンテナから空中線と発電機を取り出して、空中線はコンテナの上部に設置するらしい。ケーブルで遠く(or適当な建物の屋上)にも設置可能? ゲームに出てくる、海上コンテナに偽装した対空ミサイルシステムみたいな、蓋が開いてせり出してくるようなシステムではなさそう。
普段は大樹に置いてあるらしい。大樹の地上システムのバックアップとしても使えるようだ。もっとも、20ftコンテナ引っ張り出してきて機材並べなきゃいけないので、メインシステムがトラブったのですぐ切り替え、というふうに簡単に使えるものではないだろうから、必要そうなら予め準備しておく必要はありそう。
海外運用を主眼に置いているだけあって、システムとしてはかなり大規模。最低限の作業で可搬できる最大を狙った感じ。なのでイプシロン4号機の時みたいな、もう一回り小規模なシステムがほしいよね、という話が出てくる。
測角をどうやってるのか不明だけど、1.4GHzのトラポンなりビーコンなりがないと追尾できないのかな? S帯テレメを追尾できるならロケットの追跡管制や衛星の初期運用とか、いろいろ使いみちがありそうだけど、そういう話題を見かけないってことは気球の海外運用専用に使ってるのかな。
LASCOSとEp#4可搬の中間くらいの、ピックアップトラックに乗せて移動できる程度のシステムが有ると便利そうな気がする。海上コンテナだと海外への輸送は便利だけど、陸域での輸送が結構大規模になってしまう。特に日本はJRの12ftコンテナがデファクトスタンダードだから、20ft海上コンテナの取り回しは大変そう。
Ep#4のやつは、システムとしてはキャリーケース数個分だから、頑張れば人間と一緒に飛行機で運べるか。そのくらいまで小さくできればいいけど、能力の制限が厳しそう。
ピックアップトラックに乗せて動かせるくらいの大きさであれば、普通の貨物として海上コンテナに突っ込んで海運できるし、迅速な展開が必要であれば空輸もできるはず。空輸性が良ければ大規模被災地域での大容量データ通信用とか、ソフトウェア次第でいろいろ使えそう。
C-130でも20ft/8'6"コンテナを2本輸送できるけど、新LASCOSは高さが9’6”なので、C-130では輸送できない。旧LASCOSは8’6”らしいので、C-130クラスで輸送できるはず。ただし旧LASCOSは空中線部を分解する必要があったらしい。どちらにしろ、C-130クラスのペイロードエリアが必要だと、専用に飛行機を飛ばす必要があるから、運用としてはかなり難しい。被災地域に運び込めたとしても空港以降のハンドリングができないし。
LD3コンテナ2個くらいで空輸できて、ピックアップトラックや軽トラの荷台に乗せて移動運用できる追尾設備と、データ解析用のゲーミングPC1台があれば、いろいろ使いみちがありそう。ロケットや衛星の管制だけでなく、測地や限定的な天文観測とか。
もともとの話題は、気球の移動地上局あったはずだけどどこに置いてあるんだろうね? という話だったので、結論としては「大樹に有るらしい」という感じ。もっとも、10年以上前の話なので今もあるかはわからないけど。まぁ、そこに有るからと言ってチャチャッと借りて使えるとも思えないし。
そーいえば、ASNAROでも移動地上局作ってたね。こっちはこっちで被災地域に乗り付けて現地で観測データを即ダウンリンクして解析する、みたいな使い方を想定していた気がする。ISAS周りだけでもLASCOS、ASNARO、イプシロンのアレ、他、可搬地上局作り過ぎじゃないですかねぇ。それだけ需要があるってことなんだろうけど。もっとも、ASNAROは民間主導だし、Ep#4のやつは小型化したい要求が強いし、同じようなものを複数作ってるわけではないけど。
三菱電機のREESAを使った可搬地上局とか出てこないかなー。18年2月にプレスリリースして、20年頃に製品化予定、とのことで、そろそろなにか出てきそうな頃合いだけど、いったい何に使われるのやら。REESAは偏波多重ができないのでミッションデータ下ろすような使い方は厳しそうだけど、ロケットの管制や衛星の初期運用を目的とした可搬地上局には良さそうな気がする。平面パネルだからキャリーケース1個+周辺機器で構成できそうだし。
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