湯呑みたいなやつ作ってみた。
組子みたいな感じ。
単純な正三角形を並べた構造は、組子では帝と言うらしい。三角形の頂点をオフセットしたものは籠目というらしい。フィラメントワインディングでアイソグリッドを作ろうとすると正三角形パターンは頂点にフィラメントが3倍乗るから、その部分だけ高くなってしまう。籠目状にオフセットするとそれが抑えられるので、FWで作るにはそのほうが良いらしい。
組子って平面上に組まれるけど、円筒状に組めないんだろうか? 上のコップみたいな見た目で。それができれば、ロケットのアイソグリッドな推進剤タンクや、段間接続部のビームも組子で作れるから、構造に忠実な木製のロケットの模型が作れる。結構クールな見た目になりそう。LH2よりはホットだろうって?HAHAHA!!それは言わない約束だよ!!!
ここ数日で3Dプリンタで色々作ってみて、結構雰囲気がつかめてきた。買ってからどれだけかかってるんだ、って話だけど。ある程度の柔軟性(指で力を入れれば少し歪む程度)を許容するのであれば、CAD上では0.5mmとか0.8mm程度でも十分な強度になる。もう少しカッチリしたものを作りたければ、それを2枚作ってリブ渡せば相当な強度になる。
上の湯呑は終盤で出したやつで、フィラメントを数日間出しっぱなしにしていて吸湿したせいか、印刷品質はかなり悪い。初期に作ったやつはかなり綺麗に造形できてた。手軽に水分抜く方法を考えておくと良さそう。箱に入れてホットガンで40℃くらいの空気を吹き込むとか? あんまり高頻度に印刷しないのであれば、乾燥剤入れた袋に入れておくだけでも十分な気はする。実際、そうやって保管していて、袋から出した初期は綺麗に出てたわけだし。開封済みのフィラメントは色違いで3種類あるので、色に拘りがなければ適宜入れ替えて順番に使っていけばいいかな。
データはFusionで作っていて、Fusionは変数(パラメータ)を使えるので、寸法の調整とかが手軽にできる。この数値は三角関数やら平方根やらで細工できる。が、sqrtに与えるのは無次元である必要がある。例えばwidthとheightの長さを定義しておいて、sqrt(width^2+height^2)とするのは、引数が面積だからエラーになる。この場合はsqrt((width^2+height^2)/1mm^2)のように単位面積で除して無次元にする必要がある。ちょっと冗長。
せっかくなので、円柱だけでなく円錐台にもアイソグリッドを作ってみた。
なんとなくそれっぽい雰囲気にはなっているけど、微妙。Fusionのエンボスを円錐に貼り付けるのがいまいちよくわからない。もう少し試行錯誤して見る必要がありそう。
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