2021年7月7日水曜日

小ネタ

 昨今の3DCGアニメ映画、特に近未来物だとパーティクルを多用するような表現が多用されるけど、ネット配信だとビットレートが低いので、そういう表現は映像が崩れる。もっとも、テレビとかでも天ぷらみたいなパーティクルっぽいヤツは厳しいけど。

 最近流行りのクラウドゲーミングとかも、似たような物なのかな? 最近のゲームデザイナーはプレイ時の動画圧縮率も考えてデザインしないといけないなんて大変だねぇ。ゲーム実況動画とかはレイテンシ要求されるわけじゃないから、クラウドゲーミングが話題になってからの特性だと思うんだけど。もっとも、何年か前に「動画サイトだとビットレート低くて綺麗なグラ見せれないから圧縮データでプロモーション映像配布するぜ」みたいなゲームもあったような気がするし、悩みの種なのは昔からかもしれないけど。


 向こうで720pとかで圧縮してこっちでDLSSみたいなので拡大するなら、圧縮率だけじゃなくて、DLSSとの相性のいい表現手法とかの制限も出てくるのか。これに関しては途中の圧縮・展開を除けばPCのDLSSと共通性高くチューニングできそうだけど。でも「NVIDIAのクラウドゲーミングはPCのDLSSと共通してチューニングできるけど、Microsoftのクラウドゲーミングは独立してチューニングしないといけない」みたいな事態は十分に有り得そう。

 DLSSって画像データだけじゃなくてモーションデータも使うんだっけ? だとすると既存の映像フォーマットだとハンドリングできないのか。RGB画像とRGB(3次元)ベクトルを交互に流すようなデータ(&2フレーム間に最適化した圧縮フォーマット)とか作れば6次元情報を伝送することは問題ないだろうけど、今度は各ピクセルの運動量のデータを配布することになるから、チーター対策が大変そう。「特定の大きさの移動量が特異な場所を強調する」みたいなクライアントソフトを作られてしまうとサーバー側で検出するのは難しそうだ。クライアントソフトのなりすましを防ぐくらいしかないのかな? 逆に言えば、見えない場所にいる敵とかの情報はクライアントには渡さないわけだから、壁越しに透視するようなチートは防げるのか。

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 Fusion 360で、某マンガに出てくるロボットみたいなやつを作れないかとモデリング中。もちろん、マンガに出てくる形そのものを現実的に作るのは不可能なので、ある程度デフォルメしてるけど。

 とりあえず構造だけ作れないかなーとやってるだけなので、中にサーボ仕込んだりとかは考えてない。サーボでカチャカチャ動かせたら楽しそうだけどねぇ。

 こういう、自分にとって未知の形状は、CADで作るより、粘土とかこねくり回してみたほうがいい気もする。イメージが沸かないものをCADでつくるのは面倒。慣れの問題もあるかもしれないけど。Fusion使うのも久しぶりだしな。

 こういう立体的な(平面が少ない)形状はFDMだと作りづらそう。サポート材の層間をゼロにしてベッドに定着させて、頑張ってヤスリで削る、くらいしかなさそうな気がする。


 FusionのMcMaster-Carrプラグイン、初めて使ってみたけど、これ便利だね。毎回ウインドウサイズリセットされる以外は。。。日本で言うミスミとかモノタロウみたいな会社だけど、Fusionのプラグインから部品を検索して、直接Fusion内に3Dモデルを突っ込める。キャップボルトとかナイロンナットくらいなら自分で作ってもいいけど、各部寸法調べてコンポーネント作って…とか毎回やってると地味に手間なので、ウインドウが扱いづらいとはいえ直接読み込めるのは楽で良い。

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 YouTubeにある日本語のFusion 360解説動画、「インストールから」とか「初めての」みたいなのが多すぎて、スキルアップとかを目的に動画を探すとほとんど出てこない。「Fusion 360を使ったことのないユーザー数」>>>「Fusion 360を使っているユーザー数」で圧倒的に差があるから、再生数稼ごうとか広告収入稼ごうとすると初心者向けとかの動画ばっかりになるんだろうなぁ。だから僕はユーチューバーが嫌い。だいたい専業YouTuberってそういう傾向がある気がする。そういうのが好きな人がマジョリティなんだろうし、だからそういう職業があるんだろうけど。本業の合間にたまに動画あげてるような人は良質なコンテンツ作りがちなイメージ。数は少ないけど。


 Fusionの動画は、Autodesk Fusion 360公式(本国)の360 LIVEシリーズがおすすめ。動画によって内容がかなり違うので良さそうな動画探すのが大変だけど。英語わからないんで自動字幕翻訳で…… 使うソフトが変わるわけじゃないんで、だいたい何言ってるかわかれば問題なし。

 独学である程度使ってる人からすると冗長な部分もあるけど、今まで知らなかった機能とかもあるので、独学でやってる人も復習を兼ねて見てみると面白いと思う。必ずしも動画の中でやってる方法が使いやすいわけではなく、順番を変えたり、違う機能を使ったほうが便利な場合もある。そのあたりも含めて考えながら見るとより深く機能を知れる。

 というか、独学とかイキってないで、最初から360 LIVEのアーカイブ見ておけばだいぶはかどったんじゃないかな。Fusion 360初心者にこそおすすめのコンテンツ。


 曲面とか傾斜を含む構造物のモデリングだと、このあたりがおすすめ。




 とはいえ、立体的なモデリングができるようになっても、それを物理的なモノにする手段がないからなぁ。FDMプリンタだと立体構造は綺麗には出せないし。一家に一台Fuse 1の時代、はやく……ッ!! Fuse 1みたいな小型なSLSプリンタが出てきても、企業が導入するならともかく、DMMみたいな造形サービスにはあんまり影響ないんじゃないかなぁ。一気に大量に造形できて擬似的な量産効果が出せる装置のほうが効きそう。

 あと1桁安ければ個人でも十分に手が出るんだけど、2,3年で急に1桁下がるとも思えないしなぁ。しかし、Fuse 1の導入費が500万として、同じ造形エリアでDMMに6回発注したらそのくらい行くわけだから、企業で使うのであれば十分に安いんだろうな。10回造形したら壊れるほどヤワでもないだろうし。

 Fuse 1があればあんなものやこんなものも作れるのに。。。個人である程度の精度のSLSに手が出せるようになるのはいつになることやら。

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 STM32でUSBメモリ使おうとして、久しぶりにスタックに大ハマリした。FreeRTOSメモ: コンテキストスイッチ(SysTickハンドラ)でハードフォールトしてるときはスタックを疑うべし。っていうか、スタックオーバーフローのチェック入れておけばいいんだけど。


 USB Host MSCはCubeMXでいくつか設定作るだけでFatFsのインターフェースとかも作ってくれるので楽でいい。SD SPIだとこうは行かない。SDIOもCubeMXから作れるけど、残念ながらSTBee F4miniはSDIOが使えない。。。

 STBee F4mini、微妙にあちこち残念なんだよなぁ。Vbusが出てないとか、無理やりVbus出そうとするとポリスイッチの上流になるとか。拡張性高いQFP100クラスのF4ボードとか出してくれると嬉しいけど、最近ストリナ新製品出してないからなぁ。

 STM32ボードはST製ボードを除くと中華製の変なボードばっかりなのでなんともアレ。昨今だと中途半端なブレークアウトボード使うくらいなら最初っから基板作っちゃうんだろうなぁ。それ以前の試作ならNucleoでもわりあい間に合うし。


 CubeMXのUSB Host MSC、uint32_tにNULL渡してるの、端的に言ってアホ。このライブラリ作ったやつ警告非表示にしてるんか?

 CubeMXのUSB MSC+FatFsで7MBくらいのテキストファイルをf_getsで読みだした感じ、0.15MB/sくらい出てるのかな?(50秒弱かかる) 理論値より1桁低い。USBやFatFsのバッファサイズを大きくしても速度は変わらなかった(むしろ若干遅くなってる)。結局USB FSじゃその程度しか出せないんだろうなぁ。というかマイコンでメガバイト規模のテキストファイルをハンドリングするほうが問題というか……

 汎用の(ランダムアクセスできない)ファイルを使うのは、必要なデータをUSBメモリにドラッグ・アンド・ドロップで突っ込めるので楽だけど、実行時の待ちを考えると、PC側でランダムアクセスしやすいデータに並べ替える(orランダムアクセス用のヘッダを付加する)とかしておいたほうが、後々楽な気もする。データ突っ込むたびにコンバーター通さなきゃいけないのも手間だけど。

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 アマゾンオリジナル『トゥモロー・ウォー』

 https://www.amazon.co.jp/dp/B095KT69ZN

 面白かった。オール・ユー・ニード・イズ・キルみがある。

 カチャカチャ準備してカッコつけてローディングして「俺はもう逃げない!」からの一連のやり取りとか最高ですわ。「ラップトップ!!(指パッチン)」とかもね。

 予告動画見て楽しめそうだと思ったらそのまま見始めればいいんじゃないかな。ちょっと長いんで時間に余裕を持って。

 レビューは見ないほうがいい。考察っていうか、粗探ししてネガキャンしてるレビューとか見ると萎える。どうせお前のツッコミ全部盛り込んだヤツ作っても「ご都合主義すぎる」とか言うんだろ? 粗探しのネガキャンの粗探し、とかやったら楽しそう(コラ。「爆弾で死ぬならそれ使えって? 爆弾が効かないから苦労してんだろ! よく見ろ!!」


 近未来(数十年後くらい)のヒコーキとかは色々考え方はあるけど、大国同士の戦争でなく、エイリアン(特に飛行能力がないタイプ)相手の場合は「飛べさえすれば何でもいい」であって、ステルス性とかは必要ないので、運用性と搭載能力がある程度大きければそれで良さそう。

 爆撃能力だけ考えればB-52なんかが最強だろうし、運用実績も抜群だから30年後でも使えるだろうけど、あそこまで大きいと広大な地上設備が必要になるので、エイリアンが跋扈する世界で使うのは難しい気がする。V-22みたいなSTOL系はそのあたりが有利だけど、搭載能力とかに難点がある。特に地上支援(CAS)を想定すると、ある程度の爆撃コンピュータが必要になるので、C-130とかV-22をベースにするとちょっと厳しい。結局、適当な戦闘機をだましだまし使うしかないんだろうな。作戦通りに(オンタイムで)進むならA-10とかあれば嬉しいけど、突発的な戦闘に対するサポートを目的にしようとすると、迅速に展開できる(=超音速飛行が容易な)戦闘機を当てるほかないんだろうな。運用コストは嵩むけど。


 あんな世界観じゃ衛星の運用や打上げなんてできないだろうから、GPSとかも厳しいだろうな。静止衛星は寿命が長いのと地上局をグローバルに配置しなくてもいいので、通信に関しては(少なくともエイリアンが出現してから数年程度であれば)問題はなさそう。そういう意味でいうと、NavICみたいな静止衛星ベースの測位システムであれば、使える可能性はあるか? QZSは傾斜角が大きいのでちょっと厳しそう。それでも、北半球高緯度側から攻め込まれたことを考えると、北海道とか本州を捨てて南下していって、九州あたりが最前線、沖縄を本拠地に、みたいな感じであれば、QZSの運用はできるか。

 The Last Shipは1stシーズンしか見てないけど、衛星の制御が行われなくなって軌道が降下してる、みたいな話があったよなぁ。偵察衛星だと軌道高度低めで運用してるやつもあるだろうし、空気抵抗は商業衛星の比にならないくらい大きいだろうから、そういう話は有り得そう。まぁ、USA-193の軌道降下待ちが1年ほどを要したことを考えると、実際にはそこまで早くは落ちてこないんだろうけど。とはいえ、偵察に使用中の衛星なら待機軌道より下げて使うだろうから早く落ちてくるかな?

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 ここ最近、ずーっと天気悪くて衛星撮影ができてない。もう完全に気力ゲージ消耗しきって、次晴れても撮影する気出ないんじゃないかなぁ。とはいえ、ちょうどETS8が通過する時期なので、次の1週間くらいで撮影はやっておきたい。天気予報だとあと10日くらいはずーっと曇りらしい。ETS通過しちゃうよ…… 普段の行いの悪さが強烈に効いてる感じ。

 最近いろいろあったりなかったりで結構気分が落ち込んでる。どうしたものか。

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