2021年7月22日木曜日

小ネタ

 限定版の特典は欲しいけど、ジャケは通常版のほうが好み…… さすがにジャケのために2枚買いはちょっと。。。今回のジャケの雰囲気はめっちゃ好きである。

 個人的にLr4のパケは好きではない、ということだけ(そっちは収録曲違いで2枚買いしてるわけだが

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 細い工具とか突っ込むのに良さげなペンスタンド無いかなーと物色してたんだが、ふと、HTV(宇宙ステーション補給機)型のペンスタンドとかあったら面白いんじゃね?とか思ったり。与圧部がペンスタンドになっていて、非与圧部の切り欠きがクリップとかの小物を入れるスペースになってるの。120Nスラスタが足になってると良さそうだけど、さすがに安定性が悪そう。ベースプレートがあればいいか。あるいはPDGFを解するカナダアーム2みたいな形ののアームを介して好きな向き(姿勢)に置けるようになってるとか。誰か作ってそうだなー。


 前にアイソグリッドの円筒を3Dプリンタで印刷したやつ、ペンスタンドとして使ってるけど、FDMだとアイソグリッドを綺麗に造形できないからなぁ。だからといってDMMに発注すると1万円くらい行きそう。さすがにペンスタンド1個にその値段は。。。家にFuse 1ほしい。

 レジンタイプのプリンタ買うべきかなぁ。かなり安くなったとはいえ、周辺機器揃揃えるのが。。。あと流体は蒸気とか後始末が面倒な印象。

 まぁ、ペンスタンドがほしいだけなので、気が向いたら適当なデータ作って造形しておこう。

 せっかくなので今回は円錐台のアイソグリッド風なヤツでも作ろうかな、とか思いつつ情報収集。YouTube漁ってたら、nTopologyというソフトウェアの動画が出てきた。ちょこちょことパラメータ与えたらアイソグリッドのデータ作れるんだそうだ。樽状の(どの向きの断面も直線にならない)形状に対しても、様々なパラメータを付与したアイソグリッドを作れるらしい。本来はトポロジー最適化とかが得意なソフトらしいけど。ラティス構造とかも作れるっぽい。

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 管用テーパーねじの規格を調べてて、NBKがPDFで書き直して公開してるやつを見つけたので安心してモデリングしてたんだけど、よくよく見てみると、数値上、ネジの谷が山より高い場所にある。図を書き直したときに記号の番号間違ったっぽい。ミスミとかネジ1の図と見比べると、NBKだけ違う。気がする。いや、自分で図面も描けないような素人なので単純に読み間違えてるだけの可能性もあるけど。

 教訓:老舗メーカーだからといって信用するな。情報源は複数当たれ。


 ということで、Fusion 360でテーパーねじのモデリング。R3/4のイメージ。

 なんとなくやり方は分かった。そう複雑なことはやらなくてもいい(スケッチは5枚くらい使うけど)。ただ、スイープがクッソ重いので、古いPCだと処理待ちが長い。

 実際のところ、CNC旋盤とかを使うなら対話型でテーパーねじとかも作れるはずだから、普通はそういうのを使うことになるはず。汎用旋盤でも手動で作れるようだし、大量に作るなら専用の機械を使う手もあるだろうし。わざわざ3Dモデル作ってツールパス作って、みたいなことはやらないはず。あくまでも自己満足用のデータ。

 試しにMcMasterから適当な継ぎ手を落としてみたら、単純な円錐台で近似してた。そりゃそうだよね。


 Fusion 360、Screencastで動画を撮ると独自規格で記録されるんだけど、Uploadを選択すると(CPUで)エンコードをやって、1280x800/10fpsのWebMに変換してZIPに突っ込むらしい。で、これをオンラインのフォーラムに投げているようだ。ZIPを開けばWebMを動画として見れる。まぁ、解像度低いんで、YouTubeとかに投げるには不向きだが。この独自規格、Wikipedia曰くFFmpegで読めるらしいんだけど、手持ちのバイナリだとダメだった。

 Win10の動画キャプチャ(Win-Alt-R)だとウインドウ1個しかキャプチャされないので、Fusion 360みたいな小さいウインドウが上に乗ってるUIだと見たとおりにキャプチャできない。GeForce Experienceだと、試してないけど、スクリーン全体を撮影する以外はできないんじゃないかな? さすがに4K画面全体をキャプチャされても困る。最近のFusionはレンダリングエンジンに最適化かかったのか昔ほど重い感じはしないので自分で作業する分には4Kとかで表示してもいいけど。

 いまいちいいやり方がわからないので、結局昔買った安物の動画編集ソフトに付属してたスクリーンキャプチャソフトを使ってる。ウインドウの自動認識とかせず、大きさと場所を指定してキャプチャするだけのシンプルなやつが一番使いやすい。


 Fusion、各場所で使える機能に差があるのが絶妙に不便。例えば3Dデザイン空間では矩形パターンに非直交の座標系を使えるけど、スケッチでは使えない。パターン機能も、スケッチでは一部を除外できるけど、3Dデザイン空間ではそれができない。押し出しツールではオブジェクトに連動した深さ(高さ)に押し出せるけど、穴ツールではそれができない。

 個人的に一番不便なのは、スケッチから右クリックでパラメータ編集画面を開けないこと。そのためにわざわざショートカットメニューにパラメータのリンクを登録している。パラメータ画面はかなり使うはずなのになぜ簡単に開けないのか謎い。あと、パラメータ画面を開いたままで他の作業ができないとかも、改善してほしい。

 最近のバージョンアップの影響?であちこちバグ埋め込んでるのはやくどうにかしてほしい。Escとか数値入力画面が広範囲で使えなくなってる。非常に不便(もしかしたらローカルの問題かも。Fusion再起動したら治るかな?)。


 Fusion、スケッチの印刷ができないのも不便。別のモノに合わせたモノを作る際に、相手の寸法がキッチリわかってない場合、とりあえずスケッチを実寸で印刷して正しい位置関係になるか確かめる、みたいなことができない。なぜかPDFエクスポートも有料ライセンスがないと使えないし。その割にDXFは普通に出せるんだが、PCにDXFを開けるソフトが入っていないという…… 前にダッソーの2D CAD入れてたこともあったけど、無料提供が終了してしまったので。

 Autodeskが提供してるDXFビューア落とそうと思ったら、850MBもありやがんの。夜中にベストエフォート(笑)回線で落とそうとしたら2時間くらいかかる。オンラインビューアもあって印刷機能も使えるけど、描画エリアをスクショしてブラウザに投げて印刷してるので、寸法はデタラメになる。少なくとも実寸で印刷したいという要求はかなわない。DXFをPDFで保存するみたいな機能もなさそうだし、オンラインビューアは、本当にビュー機能しかない。見るだけ。

 Fusionにはスクショ機能もあって、DPIとかも指定できるはずなんだけど、ペイントソフトのメジャーツールで計測してみると、明らかに寸法がおかしい。ラスタライズ(&DPI埋め込み)をもってしても実寸で印刷ができない。

 なんかもう、STLを読み込んでXYZから指定した面で投影して指定したスケールでPDFに書き出すソフト作るほうが楽な気がしてきた。。。

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 某大型望遠鏡の画素、数枚のCCDチップにそれぞれジブリ映画の登場人物の名前がついているらしいの、ググっても他に資料出てこないんだけど、公式に(運用チーム全体で)使ってる名前なんだろうか? それともこの資料を作った人(or一部のチーム)が勝手に使ってるだけなんだろうか? 日本語じゃなくアルファベット表示なので英語圏の人たちも使っていそうではあるんだが。

 GEの金属3DプリンタファームだとX-MENの登場人物の名前を使ってるらしい。映画の登場人物だと、有名な作品(シリーズ)なら知ってる人も多いしだろうし使いやすそう。名前足りなくなってマーベル作品まで拡大するとアイアンマンの取り合いになりそうだけど。

 国や分野ごとに馴染み深い名前セットがあるんだろうな。先に名前セットから順番につけることもあるだろうし、運用している間に「あの装置はたまに癇癪起こすから○○みたいだよね」みたいに個性から名前が決まることもあるだろうし。

 どっかのITベンチャーあたり、サマーウォーズの登場人物とか使ってそう。セット数それなりに多いし。英語表記が厳しそうなのが欠点か。

 そういえば、サマーウォーズに出てくるPCのUIはWin7っぽいんだけど、映画公開時点ではWin7は発売前なんだよな。映画内ではフィーチャーフォンが多く使われてるけど、iPhone3Gの発売は映画公開の1前年。総務省の統計だとスマートフォンの普及率は映画公開翌年からのデータしかなくて、その時点では9.7%(世帯別)だそうだ。

 スマートフォンといえば、「昔のSFにはスマートフォンの概念は出てこない(テレビ電話の機械はある)」という話があるけど、昨今はリモートワークと快適な作業環境を目的として家でデスクトップPCを使う人もいるから、そういう意味では「設置型のテレビ電話装置」の復権と見ることもできるか。銀色のピカピカな宇宙船とかも建造されてるし、部分的には古典的なSFの世界観がそのまま実現しつつある。

 それはさておき。


 アメリカのハリケーンは1つ目から順番に人名で使われる名前を、女性名・男性名交互に(頭文字がABC...になるように)付けてるそうだ。

 元々はハリケーン・ハンター(海空軍とかが飛行機で突っ込むアレ)のパイロットが、自分の妻や恋人の名前をつけた遊び心が由来らしい。なので初期は女性名だけを使っていたのだけど、性差別だと指摘されて男性名と交互につけるようになったらしい。んだけど、その後(最近)の統計だと、大きな被害を受けたハリケーンは女性名の物が多いんだそうだ。女性名だと柔らかい印象になって人々が危険度を過小評価して避難が遅れるから、みたいな説があるらしい。性差別云々言うんだったらそもそも性別とか印象に関係のない命名規則(日本みたいな連番とか)にすべきだったんかなぁ。


 関連項目

 海外のQ&Aサイトで見られた「ネットワークのホスト名、どうやって決めてる?」の回答いろいろ - DNA

 最後のオチよ。。。原子番号を1番から使っていくのは便利そう。適当にバラバラな名前だし、アルファベット1,2文字の略称も決まってるし(最初の2個がHとHeなのがまぎらわしいけど)。ただ、ソフトウェアライブラリとかでも元素名を使ってるやつがあるので、そのあたりの衝突対策・妥協は必要そうな気がする。ちょっと考えただけでも「サンプリングしたデータをHeliumで処理してIridiumで転送してNeonで解析してCesiumでレンダリングしてChromeで表示する」とか。

 大自然の中にばらまく感じの音声認識エンジンとか作ったらそういう感じになりそう。Arm Cortex-Mでアナログ音声をサンプリングして音声認識エンジンに通して、ライブラリに入ってる動物のらしきものが聞こえてきたらイリジウムSBDでサーバーに送って、必要に応じて音声データもイリジウム経由で伝送して、詳しく解析。結果はCesiumで表示、みたいな。昨今のイリジウムだと現場で解析やるよりは、マイコン側はデータ圧縮に専念してサーバー側で解析したほうが良いかな? どっちにしろHe, Ne, Cr, Cs, Ir一通り使うことになりそう。Crは任意だけど。

 もちろん超小型衛星でも似たような構成のシステムは考えられるけど、使いみちは微妙な気がする。低速な信号処理ならHeliumでもいいけど、小型衛星でサーベイするような用途(画像・映像)だとセンサ側でもCortex-A/NEONあたりを使うことになりそう。そんな事言い始めたら音声処理もNEONでやりたい気はするけど。

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 しんかい6500。JAMSTECが配布してるやつ。

 なんかイカツイ印象になってしまった。額が四角いからかな?

 これは2012年の改造より前の形状。

 ペーパークラフトとしては可もなく不可もなく、普通に切って張り合わせるだけ。まぁ、キッズ向けコンテンツだしね。いい歳した大人が作るなら特に問題はないかと。

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 TRICOMとISARA。

 1/5で印刷したはずなんだけど、明らかに大きさが違う(TRICOMは3U規格より一回り大きいが、ここまでの違いはない)。用紙に部品を並べてからスケールを計算して整数に丸めてる感じ。大きさを忠実に作りたいなら予め寸法ツールで大きさを計測してから印刷スケーリングを決めたほうが良さそう。

 ISARAのISARA(プロジェクト名とミッション機器名が同じなのでややこしい)は厚紙2枚を張り合わせてるけど、このくらいの大きさならほとんど歪みなく貼れる。2枚張り合わせた上に、裏側はSAPを1枚1枚切り出して手張りするので、地味に面倒。見た目もよほど注意して見ないとわからないしなぁ。TRICOMの方もSAPは1枚1枚が部品になってるけど、写真で見ても(貼り合わせがズレてるやつ以外は)わからないはず。さすがにGPSアンテナみたいな立体的な構造はわかるけど。


 ISARA(バス機器)、反射器はプリント基板プロセスで製造できて、利得は33.5dB、0.2Wの送信機を使って受信側Φ70cmで100Mbpsだそうだ。普通のPCB材料(ガラエポ?)だとソーラーセルとの膨張率が違うので一工夫必要らしいけど(白っぽいのは基材の色)。放出ポッドのデッドスペースを使うので通常の3Uキューブサットの空間を消費せずにHGAを追加できる。通信自体にはKa帯送信機と姿勢制御機器が必要だけど、ISARAが無くても撮像ミッションとかをやろうとすればそれくらいのバス機器は乗ってるだろうから、実質追加リソースはわずかな質量だけ(空間は不要)、という。まぁ、元のキューブサットがポッドの包絡域ギリギリまで使ってる場合はその限りではないとしても。

 ISARA(衛星)はCygnus OA-8で比較的高い高度に放出されたけど、これはNanoracksの放出ポッドを使用している。JAXA/JEMの放出ポッドの包絡域もNanoracksのポッドと近いので、JEM放出のキューブサットでもISARAは使えそう。Nanoracksの方は放出スプリング付近の空間を使える分、JEM放出より大きいエリアを使える(ISARAでは未使用っぽいけど)。


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