2021年8月5日木曜日

小ネタ

 「全通甲板は第二世代」という電波が降ってきた(ゼンツウはジェンツウ)。

 飛行甲板、どういうふうに世代を分けるかにもよるんだろうけど。大雑把に見た目で分けるなら、非全通が第1世代、全通甲板が第2世代、アングルドデッキが第3世代、くらいになるはず(調べてない)。軽空母(揚陸艦含む)は第2世代、正規空母は第3世代、みたいな見た目か。第1世代を除けば優劣とかは特に無く、要求とか運用とか予算で決まってくるので、世代分けはあんまり意味なさそうだけど。非全通だって固定翼じゃなければ(駆逐艦クラスのヘリ運用とかなら)問題ないしな。

***

 YouTubeにある日本の加工機械メーカーの動画、同じBGM使いがち説。

 いまのところ、Mazak、松浦、JTEKTが同じBGMを使ってる。Wacomも一時期Mazakと同じやつ使ってたはず。日本の企業がよく使うオーディオライブラリがあるのかな?


 GROBとかIndexとか欧州の方のメーカーが最近日本語コンテンツちらほら出しててこっちに売り込もうとしてるような感じ。GROBはWebサイトも日本語化されてるし、必要な機能を選べばそのまま見積り依頼出せるみたい(さすがにHaasみたいに即表示されるわけではない)。


 某マシニングセンタメーカーのユーザー紹介動画、金型メーカーでの使用例、精度15umクラスの精密金型を作ってるらしいんだけど、ワークの保持に「未経験者でも高精度に設置できる治具」というのを使っているらしくて、もちろんトルクレンチで締め付けてるんだが、さすがに5回もカチッと鳴らすのはやりすぎじゃなかろうか。2回でもNGとか言われてるのに、5回って。。。いくら未経験者でもOKとは言っても、工具の使い方くらいは教えてから作業させるべきなんでは。

 しかしまぁ、トルク管理って調べれば調べるほど泥沼だな。あるいは泥仕合とも言う。なんであいつらあんなに喧嘩腰なんだよ。。。

 塑性変形するワッシャで軸力が直接見えるように、みたいなやつがあればトルク管理とか不要になるんだろうけど、今度はそのワッシャの変形分をどう補償するかとかいろいろ出てくるんだろうな。

追記:この手の用途にはpreload indicating washerという部品があるらしい。2枚のワッシャの間に径の違うリングを2個入れて、内側が塑性変形し、外側のリングが2枚のワッシャに触れると適正トルク、というような感じ。トルクレンチより高精度に張力を管理できるようだ。あるいは1枚のワッシャにコブがついていて、それの変形量でトルクを管理する方法があるらしい。フィラーゲージが入らなくなれば適正トルクと判断できるタイプや、コブの中に着色された樹脂が入っていて、その樹脂が飛び出ることで締め付け終了を判定できるものもあるらしい。


 宇宙機(人工衛星)でも品質保証ではトルク管理が重要だし、宇宙機特有の問題(コンタミ対策)で脱脂してある分締結力が下がるとか、重量がコストに効いてくるとか、数が多いので手間を減らしたいとか、いくつか話題が出てくる。

 DS2000で行った改良試験だと、工期を30日短縮、質量を40kg低減、金具の形状変更が行いやすくなったので設計変更が容易になった、とかいろいろ書いてある。

***

 収納棚欲しくて物色。

 地元のホームセンター。在庫なし。様子見。

 amazon。北海道へ配送不可。ぐぬぬ。。。

 モノタロウ。北海道への配送料が6kくらい。げげげ。。。


 いっそ2x4とかで作ったほうが楽なんじゃね? と思って今度は2x4を物色。モノタロウは北海道への発送不可。木材専門のネットショップはモノタロウの10倍くらいの値段。なんでこんなに高いんだ?

 なかなかいい方法が見つからない。金に糸目をつけなければあるいは…… クッ、結局世の中カネかッ!!

 2x4なら地元のホームセンターで買えるはずだし、そうするべきなんであろうな。

 はぁ、微小重力環境なら収納棚とかこんな重いもの使わなくても済むのに。。。月の家具デザインとか火星の家具デザインとか考えても面白そう。強度の問題だけじゃなく、材料の輸送性とかの問題も関わってくるので一筋縄では行かなそうだけど。

***

 久しぶりに中華CNCを引っ張り出してきて、遊んでる。CAMソフト作り直したりとか。

 前回は半年ほど前にやっていたようだ。


 前回は、スピンドルのTIRがかなり大きい(サブミリオーダーだった)ので、細いエンドミルだと直径以上に振れるからワークに接触したところで折れる、という話だった。試しにスピンドルを交換してみたらだいぶ振れが減った。どうやらER11ホルダの精度が悪いらしい。モーター軸側とテーパーがワンチャッキングで加工されていなくて、裏返したときにズレたまま加工しているっぽい。それが中国品質。品質が悪いというわけじゃなく、品質の振れ幅が大きい。ロシアンルーレットならぬチャイナルーレットとかやる羽目になる。

 2個あるスピンドルモーター(焼き嵌めホルダ付き)のうち、片方はだいぶ振れが小さいので、そっちを使用して生基板を切削。

 今回も折れたよね。100%の確率で折れるからもう驚きも何もないよ。「あ、今回もか。やっぱりね」

 上は深さ-0.1mm/送り20mm/minで掘ったら銅箔を貫通できなかったので、ワークオフセットを0.1mmズラして、合わせて2回のパスを走らせた。

 下は深さ-0.2mm/送り30mm/minで走らせた。で、折れた。

 ツールはΦ0.5mm/刃長3mmのヤツで、10本1750円のモノ。刃長すぎるんでは? もっと短くていいのに、なぜか売ってないんだよなー。モノタロウで探すと日進工具のやつでD0.4/l0.4みたいなLD比の低い工具も売ってる。もちろん普通のエンドミルの値段なので、中国製の安物の10倍以上の値段になるけど。まぁ、普通はそう簡単に折れるものではないだろうから、いつまでも加工が終わらない(=すぐ折れる)エンドミルを使うよりは安いだろうけど。

 試しにVカッターでも削ってみたけど、異常にうるさいのと、切断面が汚いのと、簡単に欠けるので、エンドミルに比べて利点は全く無い。安物のVカッターだからかもしれないけど。

 やっぱり首下短いフラットエンドミル買うほかないかなー。


 前回、振れが大きいのはコレットが問題なのでは、という結論になったけど、結局、コレットはあんまり影響はなさそうな感じ。TRUSCOのコレットとナットを買ってみた感じだと。ただ、コレットの着脱とかはすごく気持ちいい。中華ER11はラジオペンチとか使って力ずくで押し込んだり引き抜いたりしなきゃいけないけど、TRUSCOのコレットは全く力を入れなくても着脱ができるし、締め付けもスムーズ。やっぱり高いだけある。

 中華エンドミルだとシャンク径が1/8"なので、TRUSCOのラインナップ(メートル規格)だとちょっと都合が悪い(3.0-3.5で咥えることはできるけど)。逆に、工業向けのエンドミル(モノタロウとかで扱ってるやつ)を使うのであれば、こっちはだいたいシャンク径が3.0mmとか4.0mmとかだから、ミリメートル系のコレットで咥えられる。


 安いPCBメーカーに外注すればこんな苦労しなくても済むのになー。なんでこんなことやってるんだろ。

0 件のコメント:

コメントを投稿