2022年5月25日水曜日

小ネタ



 まぁ、復刻版であるから、中身自体は見慣れたものというか。あとがきが新装版に書き直されているくらい?


 続編、どうなるのかなぁ。

 技術観としてはプロジェクト・ヘイル・メアリーに近くなりそうな気もする。そこまで絶望の淵に立っている情勢ではないとしても、現実世界よりは少し効率的な推進剤を使って、それ以外は現実的な範囲に収めようとすると、似たところに落ち着きそう。

 ヘイルメアリーでは全期間を通して寝ていたけど、パイロットでは定期的に起きて治療を受けたりするんだろうか。サイクルが増えると確率的な失敗が増えるリスクがありそうだが。

 星のパイロットシリーズでも、ミニスカ宇宙海賊でも、少なくとも主要人物に対しては「けっこーやばいことになったけど、無事全員生きて戻ってきたから、次も頑張ろう」みたいな雰囲気があるきがするけど、インターステラーに飛び出すとなると、そういう作風にはならないような気もする。笹本作品の続編には興味はあるけど、少し怖さもあるな。


/* 転校生とか超ミニスカの続編どーなってるんだっ!! */

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 [画像] 整備士の基礎技術を競う「JALエンジニアリング 技能五輪」開催 予選を勝ち抜いたJALスタッフ約130名が羽田に集結(14/48) - トラベル Watch

 2016年のもの。ロックワイヤをかけている時の写真。写真が見づらいが、工具は一方向のみ、インサートは無しのような感じ。

 旅客機のロックワイヤがどういう巻き方なのかは知らんが、正転だけで巻ける巻き方を使っているのかな? インサートは、FODを考えれば当然入っている方が有利。


 エスコの2021年のカタログに、リバーシブル・インサート入りのツイスターがラインナップされているけど、モノタロウとかだとすでに取り扱いが終了になっている。値段はKTCと同じか、少し安いくらいかな。KTCの製品は正転のみ・インサート無しだから割高感が高い。ブランド価格という感じが否めない。

 そもそもロックワイヤをかけるときは2本のプライヤーが必要だから、右回りのツイスターと左回りのツイスターを1本ずつ使うのが最適だと思うんだけど、なぜか左回りのツイスターは売ってないんだよなぁ。モノタロウPBで売ってくれれば買い足すのに。まぁ、そんな奇妙な奴は多くないから右回りしか売ってないんだろうけど。ならリバーシブルを売ってくれと。。。/* 一応エスコが左回りも売ってるけど、まぁ、ちゃんとした工具の値段 */


 本来、ワイヤの色は厳格に指定されていて、モネルとインコネルは表面処理なし、銅は黄色、アルミは青に表面処理されている必要がある(86年時点のMS33540Jにはステンレスワイヤは記載なし)。銅はシアワイヤ用に、アルミはマグネシウム部品用(電蝕対策)に、用途が決められている。

 例えば消火器を設置する場合、不用意に触ってほしくないのでロックワイヤで固定するが、非常時には必ず使える必要があるから、不適切なロックワイヤの使用は防ぎたい。そういう場合に、シアワイヤの色が黄色と決められていれば、黄色以外のワイヤが使用されていればそれは非常時に使うことができないから、修正が必要になる。また、色が正しくても、ワイヤが切断されていればそのシステムは使用済みである(あるいはいたずらされた可能性がある)ことがわかるから、最低でも点検を行い、必要に応じて交換した上で適切にロックワイヤで封印する。

 そういう意味では、シアワイヤとして切断できるか否かの判断ができればいいのであれば、ステンレスは素材色でも問題ない気もする。ただ、厳密には使用範囲は異なるから、各々容易に識別できたほうが便利な気もする。でも、航空機用のロックワイヤでも、ステンレスは特に色がついている雰囲気もないし、表面処理はされていないのだろう。

 しかし、少なくとも空自のF-15JのVmaxスイッチのシアワイヤは、黄色に表面処理されているようには見えない。写真の出処が出処だから表面処理が剥がれた可能性も捨てきれないけど、それならそれで銅の錆色になるはずだし。まさかVmaxスイッチがステンレスやインコネルで縛ってあるとは考えづらいのだが、メンテナンスの面倒さとか運用中のVmaxの必要性を考えると、絶対に起動しないように、切断できないワイヤで縛られていた可能性も…… さすがにないと思うんだけどなぁ。

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 Hyper-Vでマイコンの開発環境を作るのに苦戦してる。大抵のソフトウェアは問題なく動くけど、実世界とのインターフェースが難しい。具体的には、USBデバイスの取り扱いが大変。

 RemoteFXを設定すればSTM32 BOOTLOADERやST-Linkをクライアント側のOSに認識させることはできる。

 クライアントOS側からはデバイスは認識できているわけだが、今度はそれをCubeProgから認識することができない。STM32F4のUSB DFUと、ST-Link(v2、v3)、どちらもCubeProgのGUIツールからは認識できなかった。

 ただし、CLIツールからはST-Linkは見える。が、このST-LinkをCubeProgから発見することができない。基本的に書き込みはCLIを使っているのでCubeProgから見えなくても問題はないんだけど、若干の気持ち悪さが残るのと、ST-Linkのファームウェアアップデートができないのが心残り。ファームウェアアップデートはノートPCとか、 適当な実機を使ってやればいいんだろうけど。


 不思議なことに、STM32CubeProg等を入れていないホスト側OSからも、ST-Link v3はドライバが勝手に入ってる

 ドライバが見つからないST-Linkはv2のもの、BOOTLOADERはF4のDFU。

 今更だけど、こうしてまざまざとLEDコントローラーとか見せつけられると、電子工作erとしては複雑な心境だなぁ。


 前のPCでもそうだったけど、VSCodeのC/C++拡張で、最新のバージョンを使うと「compilerPath を使用して構成を解決できません」というようなエラーログが出る。また、ヘッダファイル(主にC標準)を見つけることができず、ヘッダをさかのぼって多数のファイルで警告が表示される。

 前のPCでも、今回の環境でも、C/C++拡張を1.7.1に戻せば問題なく処理できる。当面は1.7.1を使うしかないかな。インストールに要する時間が全く違うから、1.7.x以前と1.8.x以降では全くの別物になっていそう。そこで変なバグ埋め込んだんだろう。バグならバージョンが上がれば解決するかもしれないけど、少なくともプレビュー版まで入れても解決してないし、仕様かなぁ。


 とりあえず、F1のLチカだけのプログラムをビルドして、ST-Link(v2)で書き込み、までは動作確認できた。クリーンビルドはちょっと遅いかな?


 試しにSoftPerfectのRAMDISKをインストール。Hyper-VはCPU8コア、RAM16GiBを割り当て。

 プロジェクト・ツールチェイン共にCドライブ、プロジェクトだけRAMDISK、ツールチェーンだけRAMDISK、両方ともRAMDISK、の4種類で、make cleanを実行した後にtime make -j9を実行し、realを読み取っている。なお、Hyper-Vの仮想ドライブはRAID1 NVMeに置いてある。

 結果、双方Cドライブの場合は16秒台を要したのに対し、それ以外では14秒台となった。

 若干の高速化効果は得られているが、桁違いに早いRAMDISKを使っている割には、大して早くならなかった。どちらかだけRAMでも、両方RAMでも、速度に変化が出ないのは謎いところ。ヘッダとかライブラリ拾いに行くのが早くなるから効果あるかと思ってたんだけど、無関係ではないにしても、あまり効果はないらしい。それよりもCPUの数のほうが重要な感じ。

 やっぱり開発環境は実機に直接のせたほうが楽な気がする。ファイルのやり取りとかもそうだし、開発環境の使用期限もそうだし。数ヶ月ごとにOSの入れ直しが必要なのは、開発環境を作る手順を忘れないように、という意味ではいいけど、手間がかかる。

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 DCS F-16でタイトフォーメーション

 安定して位置を維持できない。視野角が90度以上あるから遠い印象だけど、実際にはそれほど距離はないはず。スクショがジョイスティックじゃなくキーボードなのでどのタイミングで押そうか悩んでると位置を失う。6軸を任意の点に近づけたタイミングで遠い場所にあるキーを押さなければならない。やっぱりHOTASは便利なんだなって。

 とはいえ、1日1時間程度、1週間くらいの練習であれば、練習すればした分だけ上達する。まだだいぶふらふらしてるけどね。


 タイトフォーメーションの位置関係

 2機目の視点の位置が、ノズル後端と同じ面、翼端ランチャーとキャノピーレールが同じ高さ、主翼前端の延長線上、あるいは翼端ランチャー先端が相手のパイロットの位置、というような感じ。

 4機で飛行する場合は、先頭機の左に1機、右に2機が並ぶ。上から見たときに、右手の人差し指から小指までの指先の位置に機体が配置されるので、four-finger(4本指)フォーメーションと呼ばれる。

 歴史的には、重航空機の戦争利用が始まったのとほぼ同時期に、このフォーメーションが使われ始めたようだ(ジェット戦闘機よりもはるかに古い)。4機を1グループとして、それを4グループ、前後左右に配置したりとか。

 最近ではこのフォーメーションを使うことは少なくなったらしい。無線機の発達で距離が離れていても連携しやすい(ハンドサイン等を目視できる範囲を維持する必要がない)こと、飛行速度が高くなったことで安全上の問題が出てきたこと、レーダーの発達によって1箇所で固まるよりも距離を取って互いに補って監視するほうが利点が大きいこと、といった理由がありそう。

 戦術的にはタイトフォーメーションの利点は多くないが、例えば敵のレーダー覆域に侵入する際などに、タイトフォーメーションで入れば1個のブリップとして表示されるから、侵入した機数を判断されづらくなる利点がある。


 ピッチレート入力を行うとクロスヘア(ガンサイト)がピッチラダーの中を移動する。(ラダーは方向舵(rudder)ではなく梯子(ladder)の意味) これは機体姿勢を示しており、機体姿勢の変化によって昇降率が変化する。ピッチラダーの中でクロスヘアの位置を一定に維持すれば、僚機との相対的な昇降率を維持できる。ある特定の高さにクロスヘアを維持すると、高度を一定に維持できる。が、どうしてもフライトパスマーカー(FPM)に目が行く。FPMが水平線に重なっていれば水平飛行を維持できるが、FPMの移動は遅れて現れるので、ピッチングが発散してしまう。意識してクロスヘアを見つめていても、一瞬気を抜いただけで視点がFPMに戻っている。なんかやけに機体が暴れるな、と思った時は漠然とFPMを見ている時が多い。クロスヘアを見ているときは比較的安定して飛行できる。

 前後方向はスロットルで操作し、スロットル操作からエンジンの応答にはある程度の時間が掛かるが、スロットル位置が相対速度指示に相当するので、トータルではそれほど大きな遅れにはならない。

 編隊飛行を行っているときは視点をクロスヘアに置いて周辺視野でFPMや僚機との相対位置を把握しているけど、本来は前方を見ていてはだめなんだろうな。とはいえHUDから視線を外すと姿勢変化がわからないので安定した飛行が行えなくなる。実機や4自由度のフライトシミュであれば姿勢変化が体感できるんだろうけど、画面だけのシミュだとわからない。とはいえ、スカンクワークスの動画でも椅子に座ってゴーグルつけただけの状態で編隊飛行をやっているから、ちゃんと技術があればできるんであろう。


 F-16を飛ばしていると変な汗をかいて、慣れないことすると緊張するのかなーとか思ったんだけど、これグラボの排熱か……

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 ちょろっと遊んでいる古めのゲーム(360のエンハンス)、市街地の建築物(鉄骨とか)に取り付いてるボルトが五角形。ネジ1本ずつに6角形のポリゴンは割り当てたくないけど4角形だと物足りないし、みたいな妥協で5角形になったんだろうな、みたいな空想。本当に省略したいなら壁のテクスチャにネジを書き込んでもいいはずなんだけど、わざわざボルトを1本1本作り込んである。当時のテクスチャだと解像度が足りなかった可能性もあるけど。マップによってはテクスチャで表現されていたりもするし、リソース余ったからディテールアップに使っただけかもしれないけど。


 アメリカだと、大型ないたずら防止ねじとして5角形のボルトが使われているところがあるらしいね。面数が偶数だとモンキーレンチみたいな工具で突破できるけど、奇数の場合はひと工夫必要になる。そういう意味で、ゲーム市街地の鉄骨が5角形のボルトで締結されているのは、イタズラでボルトを抜くみたいな行為をある程度抑止できるのかもしれない。そう考えると、なんで日本の建築物では6角形のボルトを使っているんだろう? 5角形を使えばいいのに。

 penta head boltで画像検索するといろいろ出てくるので、アメリカでは結構ポピュラーな製品なのかも。あまり普及しすぎると効果が薄くなるジレンマがあるけど。日本でもモノタロウがプライベートブランドで工具を売ってるから、ある程度は普及してそう。自動車の燃料ポンプとかで使われている例があるらしい。

 アメリカの消火栓のキャップは五角形型が多いのかな? 在日米軍基地でも基地内の消火栓は五角形が多いようだ。基地を置く国ごとに現地規格に合わせるより、全世界統一で自国(米国)の規格を使うほうが便利なんだろうなぁ。幸いなことに現地の消防機器が必要なほどの大規模な火災も頻発しているわけじゃないし。

 日本で買える「アメリカ風消火栓」みたいな置物は、キャップの規格が大きく分けて3種類存在している。日本の消火栓と同じ四角形、アメリカの消火栓に準拠した五角形、一般的なボルトと同じ六角形。キャップにポリゴンがついていない(直接チェーンが出ている)形状も含めれば4種類か。アメリカ風のアミューズメント施設や雑貨の店で消火栓のオブジェを見かけた際はぜひキャップの確認を……


 最近のゲームでもボルトは5角形だったりするようだし、ゲーム機の処理能力が向上しても、細かいところの作り込みはあんまり向上してないんだなぁ。もっと綺麗に描画したいものがたくさんあるから、細かいディティールは妥協されがち。


 ネジの頭の種類を探すのは、英語版のWikipediaがおすすめ

 List of screw drives - Wikipedia

 頭の形ごとに画像がついてメーカーや用途のリストになっている。「スクリューヘッドのアイコン」みたいなWikimediaカテゴリがあればそれを見れば済むんだけど、なぜかそういうカテゴリは存在しないらしい。面倒でも長い記事をスクロールするしかない。

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 小ネタ中の小ネタ


 ALOS-3の光学系、焦点距離6860mm, F12.7, シャッター1/9000、くらいだそう。ブレ補正みたいな機能があるのでシャッタースピードはもう少し(1桁から2桁)マシになっているけど。

 焦点距離は35mm換算で330mmくらいかな。かなり現実的な数字。むしろたかだか焦点距離330mm@35mm程度で地上分解能0.8mとか出るんだな。1次鏡は幅1mもあるから、そりゃ分解能も高かろうて。


 某電気系メーカーの協働ロボット、開口パネルの取り付け方が同社製の空対空ミサイルと似たような設計で面白いなって。全く別のチームが設計しているはずなんだけど、会社が同じだと似たような設計になるのかな。それとも構造が近ければメーカー問わず同じような形状に落ち着くんだろうか? /* 部品単位ならともかく、ミサイル全体を担当している会社でかつ産業用ロボットも作ってる会社というと、日本だと1社しかないのかな? */


 ストリナのSTBee系の次回生産予定(2021年9月情報)

 http://strawberry-linux.com/support/32103/72052

 去年秋の時点で2023年になる見込みとのこと。代替として別のSTM32を載せたボードを準備中、とのことだけど、どういうことだろう? ストリナが別のSTM32チップで新しいボードを作るのか、中華ボードを入荷するのか。

 ストリナ、少なくない数が入荷待ちになっててすごい。あれだけ「自社製品は大量に在庫持ってるから数百個くらい即納できるよ!」と言っていたショップが。最近半導体買うことなかったので実感なかったけど、半導体不足って本当に深刻になってるんだな。


 久しぶりに3Dプリンタでフィラメントが折れた。この間(ブラケットの前)まではタフPLAを使っていたけど、それが無くなったので残っていた未開封の通常のPLAに戻したのだが、それが折れた。そういえばタフPLAは折れたことない気がする。やっぱりタフPLAはタフなんだな。


 ノートPCが欲しいなぁと物色中(デスクトップ組んだばっかりで何言ってるんだ

 amazonで中古のTOUGHBOOKも売ってるんだな。しかも(新品に比べれば)お手頃価格で。とはいえ、サバゲフィールドでツイッターでもやるならともかくとして、野外での作業で使うには、頑丈さは魅力的だけど、いかんせんXGAの解像度は許容し難い。そう考える人が多いから安く売っているんだろうけど。しかし、使いづらいとはわかっていても、手を伸ばせば届く範囲にあるとわかれば、当時の「いかにも」な見た目のTOUGHBOOKは1台入手しておきたいなぁ。現行のデタッチャブルには無い魅力がある。


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