廊下を歩く黒い影が。すわGか!?と思ったらクワガタだった。そんな北海道の初夏。ジメジメhumidity. butそれを受け入れるのがhumility(違
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もっとまったりしたやつだと思ってたのになぁ。デスニードっぽい感じか。/* デスニードはたしか2巻くらいまでは読んだ気がするんだけど、全く覚えてないが */
サムネは2,3箇所ツッコみたくはあるけど、壁紙にしたいくらいですわ。久しぶりに放送前に期待値高いアニメ来た。まぁ、人が死ぬ作品嫌いだと言って憚らないわたくしですから、あっさり掌返す可能性も高いわけですが。
とりあえず『ガーディアン』(独)あたり見て予習しようかな? (おい前言
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とはいえ、いくら海上自衛隊といえども「正規空母でトローリングやってみた」なんて、できないよねぇ。アメリカには正規空母で釣りをやったYouTuberがおってな…… 攻撃原潜に乗り込んだYouTuberもいるし。アメリカ海軍はヤバいぞ。陸軍ほど戦場と近いわけでもないし、空軍よりは集団行動だから、YouTuberみたいな素人(未訓練者)を含めやすいのかも。空軍でもYouTuberをサンダーバーズに載せたりはしているけど。
海上自衛隊なら、潜水艦でハワイまで行こうと思ってたのに途中で宇宙人を拾って帰る、くらいはやってもらわないと…… あ、くれぐれもカニは連れてこないでくださいね。。。アメリカ合衆国は税金の仕事が基本的にパブリックドメインだから、広報活動が活発。Wikimediaでも合衆国が作ったコンテンツ(画像とか)はパブリックドメインで登録されていることが多い。NASAのコンテンツも同様で、小説版『火星の人』でもそのような話が出てくる。合衆国政府と言うのはもちろんホワイトハウスも含まれるから、ホワイトハウスで醸造されたビールもレシピが(情報公開請求によって)パブリックドメインで公開されている。軍も同様なので、YouTubeに大量に米軍の動画があるのはそういう理由。隊員が撮った動画や写真がたくさん出てくる。
蛇足だけど、釣りのトローリングと底引き網のトロール網は別物。釣りはtrolling、網はtrawling。日本語だとどちらもトローリングだし、英語版wikipediaでも混同するなと注記されているけど。なお、ファンタジーに出てくるトロールはtrollの方。前述のYouTuberはもちろんtrolling。
トローリングでは機雷掃海具に似た器具(paravane)を使うこともあるようだ。どちらも左右にワイヤーを伸ばすのが目的の器具で、トローリングに使っていた器具を誰かが掃海に流用したのだろう。はいふり世界なら掃海訓練とか言ってトローリングやってそうだ。海上自衛隊? HAHAHA、やってるわけないじゃないですかぁ。
この器具、おそらくtrollingの方で使うはずなんだけど、en.wikipediaにはtrawlingの方で使ったと書いてある(腑に落ちない)。
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オーストラリア空軍の宇宙関係の動画
宇宙状況認識みたいな話も少し。光学系のセンサ、イベントベースカメラを望遠鏡に取り付けて20ftコンテナに収納したような形状。自動でコンテナの天井が開いて望遠鏡がせり上がってくるのがかっこいい。無人で運用できるのかな?
オーストラリアは広大な国土に長大な鉄道網を持っていて、40ftを超える大型のコンテナを二段重ねにした貨物列車の全長がkm単位、とかアホみたいな規模の鉄道輸送を行っているから、観測設備も海運コンテナに入れて運んで自動運用できると便利なんだろうな。/* JR貨物のように、12ftコンテナを1段積みでしかも台車スッカスカで運用、みたいな鉄道輸送は、大規模輸送としては無駄が多そう */モノとしてはJAXAの移動観測局と近いかな。20ftコンテナで衛星追尾とかできる装置。ただしJAXAのはRFだけど。オーストラリア空軍(RAAF)みたいに蓋が開いてせり出してくるみたいなカッコいい機構は積んでいなくて、もっと現実的なヤツ。気球実験のときにオーストラリアに持ち込んで運用したりしてたはず。そのわりにググっても全く出てこないのだが。。。
光学系開口部だけ見ると、IHIエアロスペースが昔作ってたやつに近いかな。IAのやつは静止軌道付近を監視するもので、衛星サイズの物体を自動で軌道決定することを目指していたはず。夕方に観測計画を入れておけば無人で観測を行って、雨が降れば自動でシャッターを閉じるみたいな機能もあったはず。おそらくRAAFのやつも同じような機能だろう。IAのやつも移動可能みたいな書き方はされているが、静止軌道相手なら数百km動かしたところで大して違いはないはずだから、用地の問題であろう。RAAFのやつは用途を調べていないけど、LEOを見るなら国内の鉄道網であちこち移動できるのは便利かもしれない。もっとも、LEOを見るなら移動のしやすさより低コスト化&複数拠点の方が効きそうだけど。
RAAFのやつ、昇降機構がちょっと弱そうな気はするけど、衛星を撮影すれば光学系の姿勢はキッチリ得られるから、露光中にブレない程度の剛性があればいいのだろう。というか、イベントベースなら多少ブレても問題ないし、むしろ適当な動きがないと慣性姿勢見えないまである。ジンバルは通常の天体望遠鏡用の赤道儀を流用しているような感じ。高速移動物体を検出できると言ってるけど、トラッキングは難しそうな気がする。イベントベースカメラなら時間情報が残る分で通常の画像処理よりはるかに高い角速度精度が得られるはずだから、トラッキングが無くてもある程度の精度で軌道決定できるのかな。
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Kindleが「カップラーメンの重し」に 中国のKindle終了が日本にとっても他人事ではない理由(1/3 ページ) - ITmedia NEWS
タイトルが良くわからないのだが、どういう意味なんだ? タイトルだけ読むと「Kindleが中国から撤退して端末が文鎮化したが、日本からも撤退する可能性があるぞ」みたいな話が書いてあるのかと思ったのだが、そういう話は全く無い。
かつて中国で流行りながら廃れていった日本製品を挙げているが、いまさらKindleに学んだところで遅いような気がするが。今中国で流行っているに本製品が同じ轍を踏まないように、という意味なのかな。それならかつての製品を出すだけで、わざわざKindleを引き合いに出す必要もない気もするけど。
トップガンが中国から手を引いたときに「俺たち(中国人)は海賊版で見るから国内で上映していなくても関係ない」みたいな話が出ていて、いかにも中国らしいなぁとか思ってしまったわけだが、しかし政府からしてみれば国内上映されなくなるとプロパガンダ手段として使うことも、作品の内容に口出しすることもできなくなってしまうから、電子書籍しかり、映画しかり、海賊版のように手の届かない場所でコンテンツが展開されるのは嫌なはずで、海賊版を抑え込もうみたいな政策をやっていても良さそうな気もするのだが。海賊版なら貿易赤字にならないからプラマイゼロ、みたいなことなんだろうか。
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『三体』がKindleで値引きしていたので、読んでみた。先々週の時点では試し読みで冒頭だけ読んで、この作品は僕には合わないだろうな、と思って放置していたのだが、せっかく値引きしているんだから、と。結局、この作品は僕が読みたいSFとは全く違う作品だった。
科学や技術に対して希望を持つような作品ではなく、いかにも(ステレオタイプな視点での)中国らしい作品。
サイエンスフィクションとしても、設定が浅いような気がする。恒星を170dBもの高利得な増幅器として使える理由や、ある距離を境に恒星の輝度が極端に低下する理由、あるいは人為的な信号が1千万光年(天の川銀河の直径の100倍、アンドロメダ銀河までの4倍)もの距離を飛んできたと想定する技術的な裏付けが一切ない。あるいは、1千万光年の遥か彼方を、我々の銀河よりも小さいスケールとして描写しているところもある(翻訳の問題かもしれないけど)。手頃な技術では、信号処理の専門家が、たった1つの正弦波が重ねられただけで見落としてしまうというのも腑に落ちない。そういう色々な違和感が感じられる。
サイエンスフィクションというのはフィクションであるから、実在しない技術を使って嘘をつくわけだけど、その嘘の付き方が下手というか、嘘を隠しきれていない。
訳者あとがきでは本作を大絶賛しているが、僕にはそれほど絶賛するような内容だとは思えなかった。とはいえ、これは読む側の受け取り方の問題だろうし、翻訳をするからには原作のことを相当好きな人が担当するべきだから、訳者が原作を絶賛するのは不自然ではないのだが。
話の運び方に関しては、例えば『プロジェクト・ヘイル・メアリー』や『太陽の簒奪者』では人間の生存できる環境が失われていく中で話が進むが、これらの作品では最終的に問題を解決し、大きな犠牲を払いながらも将来への希望が残る作品になっている。一方『三体』では、第1巻の一番最後に「これから頑張ろうぜ」みたいな話はあるが、やがて来るであろう敵性の地球外生命体に対する備えは全く行われていない。第2部や第3部を読めば話は進むのであろうが、第1巻の数割増し、あるいは2倍に至るような話を読み続ける気力は、完全に削がれている。
細かい設定を気にせず、単純に読み物として受け入れれば、いい作品なのだろう。そうでなければ各界の著名人がこれほど絶賛するはずがない。とはいえ、幅広い文学作品を受け入れようという心意気でなく、テクノロジーやサイエンスを前面に押し出した作品を読みたい場合、『三体』は適切ではない。
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電話機のダイヤルにアルファベットが書いてあるやつ、かなり昔から存在しているんだな。
1920年代の電話機。1と0を除く、2から9までにAからZが刻印されている。ただしモデルによっていくつかのアルファベット(特にOQZ)が欠落していたり移動していたりする。電話番号を覚えるために、アルファベットで語呂合わせみたいなものを作っていたようだ。OやQは0と紛らわしいから除かれているらしい。数字やアルファベットを混ぜて書くから、紛らわしいものを除外するのは納得できる。とはいえ、1に割り当てられていないとかIが除かれていないのは不思議だが。
フィーチャーフォンのテキストメッセージみたいな用途を想像するとダイヤルパルスの電話機にアルファベットが割り当てられているのは不思議だけど、語呂合わせで電話番号を覚えるためだと考えれば、たしかに納得ではある。とはいえ、100年前だとしてもメモを取るための文房具くらいはあるだろうし、わざわざ記憶に頼る必要はないと思うのだが。過渡期ならではのアイディアだろうか?
これはイギリスの1932年のモデルだそうだ。この電話機はNとPの間のOが移動していて、そこにQも追加されている(Zは無し)。イギリスの電話機なので、中央に消防・警察・救急の番号が999であると書いてある。ただ、999の運用が始まったのはロンドンの1937年からのはずだから、生産初期のオリジナルの見た目とは異なるはず。
ニュージーランドの電話機
0を除く番号が逆回り。数字が逆に配置されているから、ニュージーランドの緊急電話番号もイギリスとは逆に111が割り当てられている。単純に数字の配置の問題であって、111を呼び出せばイギリスと同じ信号が発信されるから、イギリスから機材を輸入してそのまま使えて便利だったらしい。じゃぁなんでイギリスの電話機をそのまま使わなかったんだよ、という疑問は残るが。きっとアレだ、北半球の回転構造を南半球に持ち込んだ際にコリオリの影響を除くために……
/* 艦対空レーダみたいな名前のコミック読んだ感想を書く気だったのに、なんで電話機なんて調べてるんだろうな */
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小ネタ中の小ネタ
最近オーストラリアネタが続いてるのでこの機会にメモ。ReoNaのバースデーイベント的なやつ、シドニーオペラハウスで行われる未来の空想。
商業流通している本の中で、専門家の発言を引用した形で「深宇宙とは軌道高度500km以上を指す」とか書かれちゃうとなぁ。そんな発言をする専門家は誰だ、という問題と、元JAXA職員(仕事で人工衛星に関わっていた人)がそんな発言を真に受けるのか、という問題。付け加えるなら、こういうことを書く人が宇宙ビジネスのコンサルをやっている点。
ja.wikipediaのロッシュ限界のページ、「地球の場合では、地球の半径3倍以内の範囲(6,378km×3=19,134km)(後略」と書かれているのだけど、どうなんだろうか。参考文献を確認したわけじゃないけど、3という数字はかなり丸めたものじゃないだろうか? それを使って1kmの単位で距離を出すのは不適切な気がする。
日本の数字に関する語呂合わせ、英語版Wikipediaが謎に詳しい。特にサブカル、その中でもアイマス文化圏が豊富。
他にも、例えば「兄さん殺し(23564)」は恒星日の23時間56分4秒を覚えるのに使えるそうだ。
最近の大人数でPCを使う組織、ゲーミングデバイス使いがち。ロケット屋とか、あるいは軍の情報関係に近い場所でも、ロジクールのキーボードとかヘッドセットとか使ったり。つまり、ゲーミングデバイスのサプライチェーンに悪意を持った半導体を仕込むとか、あるいは暗号鍵を盗んでドライバに細工したりとかすれば、あれやこれやが…… SFネタとしては何か使い道がありそうだ。で、そういう民間のデバイスを仕事場に持ち込めない日本の組織が活躍したりしてな。「クソッ! FUJ○TSUのキーボードだと!? 恐竜の化石みたいな骨董品の準備なんてしてるわけねぇだろ!!」
画像処理? 姿勢決定? プラネタリウム? のやつ、ここ数日(あるいは数週間)、ずーっとドツボにはまってる。ベクトル周りの処理で不可解な挙動があって、解決の糸口が全く見えない。入力データが膨大なので1回の処理に30分から2時間くらいかかる。何の変化も見られないときの絶望感よ。。。
いろいろ試して、結局のところ正常に動いていて、予想と違うのは予想が間違っているんじゃないか、という気がしてきた。さて、どうしたものか……
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