2023年10月4日水曜日

小ネタ

 多少の喉の痛みと若干の微熱で少し体調不良。馬鹿は風邪を引かないのことわざを体現したような人間で、ここ数年は健康体そのものだったので弱いデバフでも効果絶大。



 だいぶ前の動画(ちょうど9年前、ベイマックスのプレミア公開の2週間くらい前)。マスタースレーブ型のロボットアームだけど、空気圧だけで駆動する。すごくなめらか。

 っていうか、ディズニーってこんなこともやってるんだな。そりゃ、アミューズメント施設で使えるような技術開発は一通り手を付けてるんだろうけど。ディズニーは打上花火の技術開発とかもやっていたらしいし、ソフトロボットなんて可愛いものよな。


 海上自衛隊の潜水艦の操舵輪の上についてるデジタリスイッチ、裏面に配線がついてるような構造には見えないけど、進路とか深度のメモ用に付いてるんだろうか?


 安物のデジタル腕時計の電池交換を自分でやったんだけど、電池交換後もRTCが維持されていて驚き。少しずれていたけど、元々ずれていたのか、電池交換中はRTCが止まっていたのかは不明。時間の修正はインクリメントだから、遅れる分にはボタンを何回かポチポチやるだけで動かせるから、RTCのレジスタが維持されるだけでもだいぶ楽で良い。


 前回書くの忘れたけど、NASAが使った写真フィルム、コダックのSO-266という乳剤で、Quillで使われたのと同じもの。NASAの資料曰くP11蛍光材のスペクトルに対応する乳剤だそう(P11は450nmにピークのある青色の蛍光剤で、主に計測用で使われていたらしい。QuillでもP11を使用)。軽くググった感じ、SO-266の話題は全く出てこない(アルファベット+数字で数文字だから、検索性が悪い)。他の乳剤の文脈でSO-xxxみたいなのが出てくるから、乳剤の種類によって番号を与えているはずだから、それの一覧みたいな表があっても良さそうな気がするんだけど。

 CRTの蛍光材(旧字体で螢光材、燐光材:phosphor)はPから始まる連番で名前がついている。例えば白黒テレビはP4、カラーテレビはP6、ナイトビジョンの緑色はP43、最近流行りのwhite phosphorusはP45とか。計測用だと当初はP1(残光短め)とP7(残光長め)が使われていたが、ブラウン管の駆動電圧が高くなるに連れてP1がP2に変わったり。


 SO-xxxみたいなやつ、QuillとかCoronaとかKeyHoleとか、そのあたりの文脈で出てくるから、例えばSpecial OrderとかSecret Orderみたいな意味だとすると、ぐぐって出てくるようなものじゃなさそう。とはいえ、NASAのおそらく非機密な資料でも出てくるから、そこまで機密なものではなくて、それこそNASAの実験的なレポートを書くために流用できる程度のものだと思うんだけど。

 と思いつつ試しにぐぐってみたら、それっぽい話題が出てきた

 KODAK SO-517 E.I 400 | Photrio.com Photography Forums

「SO is indeed "special order."」だそう。うーん、根拠のない思いつきでもとりあえずググってみるもんだな……

 kodak.comのサイト内検索でSO-266を探すと何も出てこない(英単語の"so"に引っ張られて無関係なファイルが大量に出てくる)。一方で、kodak.com/jaのサイト内検索でSO-266を探すと、266は出てこないけど、他の特殊フィルムがいくつか出てくる。SO=special orderだとすると連番で近い特性というわけじゃなくて、注文があるごとに番号を割り当ててるだろうから、数値が近いものを探したりしても意味なさそうだけど。


 Kodak SO 553 – The Special One · Lomography

 SO-533、普通の35mmカセットみたいな見た目。ある写真スタジオがKodakに大量に特注したフィルムじゃないか、とのこと。特殊用途(半世紀も機密に指定されるような用途)だけでなく、普通の特注に対してもSO番号がついてたらしい。


 https://www.jstage.jst.go.jp/article/photogrst1964/36/3/36_3_193/_pdf

(読んでない) 顕微鏡写真用のコダックSO-456フィルム、当初は試作品として提供され、後に2483として正式に販売されたらしい。

 2483は顕微鏡写真用にコントラストとか解像度を重視したフィルムだけど、それを風景写真に使ったりする例もあるそうだ。フィルムカメラはデジタルカメラで言う画素とか画像処理エンジンを気軽に丸ごと交換できるからハマったら泥沼だろうなー。薬品の履歴とか周囲の温度によっても色合いが変わったりするだろうし。表現に対して許容範囲が広い分、ノイズを減らして忠実度を追求するだけのオーディオよりは建設的な気もする。35mm36枚の2483も今でもebayで50USDくらいで売ってるし、カメラ本体とかレンズとかにはあまり手を出さず、フィルムの風合いで遊ぶくらいなら運用コストも比較的低そうだし。

 YouTubeで探すと写真乳剤を自分で調合している人もちらほら出てくる。自作乳剤の写真はサイエンス系の趣味として面白そう。品質を求めないのであれば結構簡単に作れそうだし。少なくとも、半導体を自作するよりは簡単そう。もっとも、国内のまともな通販サイトだと薬品類は法人名でしか購入できないから、個人の趣味としてやるにはちょっと敷居が高そうだけど。中学生or高校生くらいを対象にした丸1日のサイエンス系イベントで乳剤を作成して写真乾板を作って現像まで全部やるようなのがあったら面白そうだけど、とはいえ薬品が結構剣呑な感じが難しそう。ケミ分野への入り口としては良さそうな気がするんだけど。


 https://www.jstage.jst.go.jp/article/itej1953/7/12/7_12_11/_pdf

 1950年代前半頃のNECのオシロ用ブラウン管に関する話。年号が西暦で書いてあるのがちょっと違和感。戦後10年くらいの時期だと和暦ってあんまり使われてなかったんだろうか? それともこの資料だけなんだろうか。

 戦時中は電探用に観測用ブラウン管の増産が求められていたが、戦後には需要がなく、改良にも力を入れていなかった。テレビ放送が再開されるに連れて、テレビ用のブラウン管や、それらの調整に使うオシロ用のブラウン管の需要が増えてきた。

 撮影用のブラウン管としてP11蛍光体が出てくる。

 ブラウン管の資料を読んでいると差し替えを重視しているような感じがあるけど、計器のブラウン管って差し替えが前提だったのかな? 蛍光材の劣化によって交換する、消耗品みたいな扱いなのかな。あるいは、1種類の機材でも、形状が同じで蛍光材が違うブラウン管を差し替えて使う事もあったんだろうか。目視重視なら550nm、写真記録重視なら450nm、とか。


 https://www.hitachihyoron.com/jp/pdf/1953/ex02/1953_ex_02_11.pdf

 P1, P7, P11で写真計測を行った比較とか。文中に年代が書かれていないけど、ファイル名を西暦と信じるなら1953年。P1とP7は用途に応じて、写真撮影を行うならP11を、という感じかな。P11は特別な蛍光材というわけではなく、写真計測を行う用途で一般的に使われていたのかも。

 写真フィルムにはCRT(P11)専用のフィルムではなく、X線間接撮影用のフィルムを使ったらしい。X線間接撮影でも蛍光剤はフィルムを励起しやすいような適当なスペクトルを選んでいるだろうから、それをCRTに流用しても問題ない、といったところなのかな。

 CRT写真計測はアメリカでも多用されていたはずだけど、QuillやNASAが標準品(カタログ掲載品)のフィルムでなく専用のフィルムを注文していたということは、標準にはラインナップされていなかったのかな? 必要がなかったからラインナップされていなかったのか、時期の問題なのか。トリガ掃引式のオシロが普及してきたのが1960年前後のはずだから、それまではCRT写真計測の需要はなかった、という可能性はあるか。



 P11蛍光剤の計器。なかなかレアな気がする。青くて綺麗。概要欄曰く、P11は残光が短く動画で撮るとフリッカーが生じるのでP1に交換する予定、だそう。P11自体が珍しいというだけでなく、動画的にも映えないから、みたいな理由で動画がほとんど無いのかな。それはそれでP11はレアだろうし、機材系のYouTuberとかが紹介していても良さそうな気がするけど。


 3Dプリンタでフィラメントが途中で詰まるような事象が2,3回発生。スプールが絡んでいるわけでもなく、ノズルが詰まったわけでもなく。強いて言えばスプールを置いている台の回転抵抗が大きいのかな、という感じ。

 一応、フィラメントが折れたりして途切れたらそれを検知する程度のセンサは乗っているはずだけど、フィラメントが詰まっただけだと、検知されない。例えばロータリーエンコーダをフィラメントに接触させて、エクストルーダーを回しているときにパルスが検出されなければフィラメントの供給が止まっている、と判断するような仕組みを追加すれば、フィラメントの折れや末端だけでなく、詰まりとかも検知できて便利だと思うんだけど、なんでそういう機能がないんだろうか。フォトインタラプタのほうが安いから、みたいなことなのかな。


 今使ってるフィラメントのエンクロージャ、乾燥剤を入れるスペースが無くて、フィラメントの下に入れておくと回転抵抗になることがあるので、もうちょっとマシなケースに交換したい。とはいえ、AnkerMake Color Engineみたいな規模までは……

 Color Engine、当初のロードマップだとそろそろ支援者向けの発送が始まる頃らしいけど、順調に遅れてるのかな?


 3Dプリンタ、今まで使っていたやつは、amazonの購入履歴を見る限り0.6kgのスプールを7本購入している。1個くらい未使用のスプールがあるはずだから、3.5kg程度しか印刷していない。プリンタ本体を買ってから4年くらいだったから、使用頻度めちゃくちゃ低かったんだな。使用頻度にも波があるので、時期によって結構使ったり、全く使わなかったりしていたけど。

 AnkerMake M5では結構大量にフィラメントを消費していて、特に最近は大型の部品(1個200gとか)を複数個試作している関係で、すでに3kg近く消費している。


 試しに自分でGコードを書いてM5に突っ込んでみている。フィラメント送り速度(XYZの距離に対するフィラメントの長さ、無次元量)の調整にトライアンドエラーが必要なのと、Gコード出力エンジンの実装が面倒だけど、とりあえず期待通りに動いている感は得られている。スライサーを自作したいわけじゃないので、それほど大変ではないと思うのだが。逆に言えば、既存のスライサーが使えないので、うまく動かないときの逃げ道が無いわけだが。まぁ、いつも通りの好奇心駆動開発なので、うまく動いている間は続けるだろうし、飽きたらすぐやめるだろうし。

 とりあえずは移動距離で数cmくらいの小さいGコードを与えていて、M5は送り速度がかなり早いから、印刷自体はすぐに終わる。ノズル・ベッドの加熱に多少時間がかかるけど、これはしょうがない。印刷時間の大半はG28で、これに1.5分くらいかかる。結構遅い。

 あと、PCを置いてある部屋(メインの作業エリア)とM5が別階に置いてあるから、小さいテストピースを印刷するたびにいちいち階を移動する必要がある。普段の運動不足が祟ってこれが結構億劫。やはり自室に移動したいな…… せめてトライアンドエラーの高頻度に印刷する部分が固まるまでは。

 部屋には今まで使っていたプリンタの場所が確保してあって、というかまだ置いてあるんだけど、M5は一回り大きくなってしまったので、同じ場所に置けない。M5を置くなら別の場所を確保する必要がある。あと、今まで使っていたやつはやはり駆動音がそこそこうるさいので、これが嫌であまり使用頻度が高くなかったような気がする。とすると、M5を自室に持ってくると使うのを敬遠するようになるのかな、とも思ったり。

 本体の値段を考えるとフィラメントをケチるよりどんどん使ったほうが良いはずだから、使用頻度はなるべく高く維持したい。自室においてうるさいのと、静かだけど取りに行くのが面倒なの、どっちがマシかな。とりあえず現状維持(問題の先送り)の方向かな。


 C#で三項演算子でbreak/continueを指定したりできるようにならないかな。現行のC#(.NET)でも三項演算子の中で例外を投げることはできるけど、あくまでも正常なロジックの判定でbreak/continueを使いたい。フラグAがtrueならデータAを、フラグBがtrueならデータBを、フラグCがtrueならデータCを、どれにも一致しない場合は次のループへ(orループを終了)みたいな感じで使いたい。予めフラグA,B,Cをチェックするのは冗長な感じがあるし、else ifを書き連ねるのも長くなるし。そもそもロジックが悪い、という可能性が。。。


 最近迷惑メールがなかなか壮観なことになってる

 もちろん認証は無い。全部固有のメールアドレス(ドメイン部は@amazon.co.jp)から送られてきている。文字列をランダムに生成するだけだから苦労はないとはいえ、送信アドレスを指定してブロックはできないし、ドメインを指定してブロックすると正規のメールもブロックされるし、迷惑なことをしてくれる。まぁ、gmailだと全部迷惑メールに分類してくれるけど。


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