切子の除去用にエア配管をやってみました。エアと言っても、ちゃんと実態があります。
缶サットの残骸から部品をとってきました。ソレノイドはつけてませんが。配管がつくと急にFA感が出てきますね。
一番左のバルブが大気開放、右よりがメインバルブ、右端はオリフィス代わりのボールバルブです。0.8MPaくらいでタンクに蓄圧し、0.3MPaくらいに減圧してから絞って供給しています。タンク容量が小さいので10回程度吹けば圧が抜けてしまいますが。
今の送り速度だと、10秒から1分程度のインターバルで吹けばある程度除去できます。工具に絡みつかないようにしようと思うと常時吹き続ける必要がありますが、そこまでの供給能力はありません。
ちゃんとした性能のコンプレッサーだと消費電力大きすぎて部屋に置けないし、かといってチープな12Vとかだと連続稼働時間が短くて使えません。さてどうしたものか。十分な供給能力があれば、M08/M09あたりでソレノイドを制御してクーラントに偽装するとかできるんですが。
今の時期は基本窓を開けているのでCO2ボンベとかでもいいと思いますが、あんまり乗り気じゃないです。手軽な圧縮ガスというとエアダスターとかですが、可燃性ガスを密閉空間にブラシモーターと一緒に入れるとか正気じゃないので使えません。
中にシロッコファンでも入れて、サイクロンで粉塵を分離しつつ内部でエアフローを作るのがいいかな、と思ってますが、電源の確保が面倒で手を付けてません。主電源が24Vなので、PC用を始めとした12V系や5V系のファンを使うには一工夫必要です。
Arduinoとかを使ったNCコントローラーだと、クーラントとしてMISTとかFLOODの端子があるらしいです。MISTは霧状にしたセミドライ、FLOODはドバドバ吹き付けるウェット、ですね。
FLOODというと、ミリタリー脳の僕としては「AIM-7で使うやつだ!!」みたいな感想が出てきますが、全くの別物です。もっとも、どちらも洪水の意味の英単語で、切削ならクーラントを洪水のごとく大量に吹き付ける、AIM-7ならレーダー波の洪水で相手を照射する、という感じですが。
そういえばMk 41 VLSも、セル内で火災が発生したときの冷却用?に洪水を要求していましたね。
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しっかし、S○NYのカメラは、結構長い間使っていても慣れません。一番最初はキヤノンのコンデジ、その後にペンタのデジイチ、そしてS○NYのミラーレス、と買い替えてきて、現在はペンタとS○NYを併用しています。前者は望遠ズームをつけて昼間の屋外、後者は標準単焦点で屋内メインに、という使い分けです。
S○NY機はミラーレスということもあってか、レンズ1本専用で開けていないのに、画素にゴミが付いたりします。ペンタの方はファインダースクリーンにゴミが付いてますが、画素の方は未だ健在です。あと、S○NY機はSDカードソケットがかなり早い段階で接触不良気味になっていて、カードをゴシゴシ挿抜しないと接続できません。
ゴミといい、接点の酸化といい、コイツは窒素充填したクリーンルームで使う想定なのか、という感じです。今まで買ったS○NY製品は、あまり長持ちしていません。ソ○ータイマーさもありなん、という感じです。
そういえば、このカメラの後続品はISSに設置されていましたね。真空中で固定、リモート運用なら、放熱だけしっかりやればそう壊れないだろうなぁ… 宇宙線は多少気にしたほうが良さそうですが。
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そんなこんな愚痴ってるうちに、切削が終わりました。
予想以上に綺麗にできました。
細い方のパターンは0.5mm、太い方のパターンは0.8mm、右上の櫛状は幅0.8mm、ピッチ1.27mm、隙間0.47mmですが、クラックゲージで軽くチェックした程度だと、ほぼ設計通りです。若干パターンが狭くなっていますが。
0.5mmピッチは厳しそうですが、0.8mmピッチならなんとか作れるかな、という雰囲気です。0.8mmピッチが加工できればSTM32F1/3あたりの安いチップを使えるので便利そうです。工具を細くすれば0.5mmピッチも行けるかな?
とりあえず、卓上ボール盤でスルーホール開けて、ミニルータで外形切り出して… 砥石で切り出すので粉塵がやべーんだよな。PCBカッターとか欲しくなりますが、あれって粉塵とかちゃんと回収してるのかな?
今回は外形線の設定とか工具の交換とかが面倒だったのでパターンだけ切って外形の目安の矩形を掘っただけですが、将来的にはΦ1とかで外形も切りたい。それにはCAMの複数深さ対応と、NCのツール交換への対応と、いろいろやらなくちゃ。。。
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追記
元のファイルを確認してみたところ、Mk41は、floodでなく、delugeという表現でした。
Google翻訳だと前者は"洪水"、後者は"大洪水"と訳されますが、ニュアンスとしてはfloodは「充満させる」とか「満たす」みたいな雰囲気で、delugeは「洗い流す」「押し流す」みたいな雰囲気のようです。
AIM-7はレーダー波で空間を満たす、クーラントは冷却液で満たす、みたいな感じでflood、Mk41は火災に関係する熱等を押し流すためにdeluge、という感じのようです。
またひとつかしこくなったぞ!
普段使わないような知識ばっかり増やしてからに(´・ω・`)
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