2019年9月28日土曜日

HTV7の軌道

 HTV7とISSの距離をグラフ化してみた。



 軌道変更は3回ほど行われている(赤矢印の付近)。
 もうちょっと色々情報あったほうがわかりやすい気がするが、面倒なので未実装。気が向いたらやる。ベースは前に作ったTLEグラフ化ツールだけど、衛星単体のApg/Prgのグラフ化と違うところが多すぎて、ほとんど作り直しな感じ。疲れた。。。

 ドッキング後がかなり非線形というか、いきなり飛んでる部分が多いので、TLEの計算に間違いがあるかも。ググって見つけたPDFを参考に実装したTLEライブラリなので、大きな(数百kmオーダーの)問題ないことは確認しているけど、細かいところまでは確認していないので、どっかにバグが入っててもおかしくない。

 各軌道は、それぞれのTLEの元期を基準として、Epochの0.5日前から2日後までをグラフ化している。点を打ってあるのがEpochの位置。
 最後の軌道変更では、30km程度までしか接近していないけど、おそらく誤差の範囲。TLEはEpochから2日後で誤差20kmくらいになるらしいので、細かい摂動とか一切考慮してないし、このくらいの誤差は普通にありそう。件のバグもあるし。


 TLEのグラフ化というか、軌道変更に注目して見るのは結構面白い。ただ、普通の衛星はそんなにぽんぽん軌道変えたりはしないので、題材が少ないのが辛いところ。

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追記

 衛星高度も含めてグラフ化してみた。



 縦軸、左がISSとの相対距離、右が地心からの距離。右は対数じゃない点に注意。
 最初、180x300kmくらいの緩い楕円軌道に入っている。その後、近地点を270kmあたりまで持ち上げている。そして360x380kmくらいの軌道に入って、最終的に400kmあたりの円軌道に入っている。
 1回目の軌道変更では近地点を持ち上げる運用だけを行い、2回目と3回目は近地点・遠地点共に持ち上げている。

 ISSとの距離の交点を軌道変更点と考えていたけど、そうじゃないっぽい。そりゃそうだよなぁ。。。
 最初の軌道変更のときは、遠地点側のタイミングが一致するあたりでΔVを行っているはず。9月23日13時頃(UTC)だと、ちょうど日本上空にパスがあるので、日本から可視の間にΔVを実行、次のパスで結果を確認、というシナリオはありそう。他の軌道変更も同じ感じかな? 気が向いたらもうちょっと真面目に考えてみよう。。

 

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