2019年9月27日金曜日

ISS

 本日は西の低仰角に雲がいくつか。でも見れそうだったので撮影。







 前回はとりあえず撮るのが目的だったのでただ撮影しただけだけど、ちょっと真面目に考えてみる。
 光学系は焦点距離910mm、APS-Cのカメラなので、水平画角は1.5度くらいになる。カメラが横5000pxくらい。今回はレンジ900kmくらいだったので、解像度は4.7mくらいになる。
 ISSのソーラーパネルは長さ75m弱らしいので、16pxくらい。斜めから撮影していると考えると、その7がけくらいで、11pxくらいに写るはず。
 ペイントソフトでピクセル数を数えると、ほぼその大きさに写ってる。
 ということで、画角の考え方は大きなミスはないはず。

 HTVは、把持の際はISS後方5kmから接近を開始する。
 画角1.5度でレンジ900kmとすると、水平で23km程度を撮影できるので、そこにいれば十分画角には入る。ISS後方1000pxくらいの位置に写るはず。

 HTVの大きさを考えると、Φ4.4x9.6mの円筒なので、だいたい1x2ピクセルくらいの大きさ。十分に輝度があれば何かしら映りそうだけど、どうかなぁ。


 ところで、最新のHTVのTLE(日本時間で早朝3時)を確認してみると、撮影時点(1820I頃)では、HTVはISSの後方4分くらいの位置にいたらしい。さすがにそれだけ離れられると写りゃしないわな。
 現状のTLEのままだと、今夜23時ちょうどくらいにISSとHTVの位相が一致する。ただし、高度差が結構あるので、適当なタイミングで遠地点を持ち上げて遠地点での高度を一致させ、位相が一致するタイミングを後ろに動かすはず。

 プレスリリースによると、把持は28日20時15分頃らしいので、明日の1900I頃のパスでは、ISSがHTVに十分に接近した状態での撮影ができるはず。


 とりあえず、晴れることを願うのみ。
  SCWを確認してみると、28日19時頃はほとんど完璧に快晴だけど、天気予報ってのはたいていワースト側に転げ落ちるからなぁ。ま、曇天の予報よりはマシ、ということで。

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