風邪はだいぶ治ってきた。まだちょっと残ってるけどピークピークの80%/20%をしきい値にするなら完治したと言ってもいい(よくない)
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気液分離、ブラダでやりたいと思ってたけど、ベアでもいいかな、と思い始めた。
簡単にできる、というだけでなく、フェアリング開頭前からLED等で照明して撮影してやれば、高G環境から微小重力環境へ変化した際の液面の動きが見えて面白そうだな、と思った次第。カメラの配置や撮影シーケンスの工夫で、開頭前はタンクを高頻度で撮影する、みたいなモードを作っておけば、液体の挙動をヌルヌル撮影できるはず。
H-Iの第2段の話(再着火能力を持たせるために、微小重力での液体推薬管理が重要)で、第1回燃焼終了時の挙動として、運動エネルギ+位置エネルギの保存によって液面が上昇する、という説明がある(これはH-IではなくATLAS-CENTAUR#4の事故調査から)。
これがいまいち腑に落ちてない。
もっとも、缶サットに関しては、速度や位置が軌道投入を目的としたロケットより数桁低い環境なので、あんまり関係はなさそうな気もするけど。
液体の微小重力環境での挙動は、実際に飛ばしてみないとわからないので、難しいねぇ。落下塔で落としてもらう? でも高Gは再現できないからねぇ。スケールモデルを作ってモデルロケットで打ってみる、とかかなぁ。
タンクのL/Dは4くらいあるので、多少液面が動いたところで、排出ポートまで気体が来ることはないと思うけど、大きなマイナスGがかかったら液体が一気に動いて排出ポートまで気体が来ることもありそう。真空引きしてるわけじゃないのでそこまで敏感じゃないと思うけど。
工学ミッションとしての推進系の実証は重要だけど、理学ミッションとしての気液界面の挙動の観察も捨てがたい。ただ工学ミッション側の失敗する確率が上昇するのが難点。
パラシュートで積極的にドラッグを確保して、十分にセトリング時間を確保する、みたいなシーケンスにすれば気体を排出する危険性は減らせるけど、制御対象としての難易度が上がる欠点もある。
まぁ、時間はたっぷりあるんだし、じっくり考えていこう。少なくとも冬が終わるまでは水吹き試験はできないし。
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