2020年4月3日金曜日

小ネタ:ファミコンのPPU

 米国特許US4824106Aがファミコンに関連しているらしい。

 US4824106A - T.V. game system having reduced memory needs - Google Patents

 Google Patents、OCR?でキッチリ文字起こししてくれるの便利なんだけど、Ctrl-Fでページ内検索が正常にできないという謎仕様。Chrome側の挙動かな? ただし、Chromeの翻訳を通すとCtrl-Fが正常に使える。原文読みたいときは困るけど、いちいち人力でGoogle翻訳に入れるよりは楽なので便利。

 Fig 5-8あたりが内部回路に関する図。
 とりあえず、ファミコンのPPUの色生成の概要はおおよそわかった。気がする。


 前回のエントリとは別の情報源からの色との比較だけど、だいたい同じ色が再現できてる(アドレスの上位桁が不正なので読み替えてね)。



 情報源によって色が違う。。。「ねばーつわいすせいむからー」だからしょうがないね!!
 グレーの生成も納得。0Dが「黒よりも黒い」とか言われているのも納得。その理論でいうと30は「白よりも白い」わけだが。

 件の資料の回路だと、輝度・クロマ情報しか作れないはず。同期信号は作れるかもしれないが、カラーサイクルは作れないはず。となると、それはそれで別に作っているんだろうか? 今回は色生成周りしか調べてないけど、同期信号の生成周りもちゃんと調べておく必要がありそう。いや、ファミコン作るわけじゃねーんだからそこまでする必要もないはずなんだが……

 ファミコンの逸話で「色を個別に設定したわけではなく、色の数を設定した」というのがあるけど、実は色も結構設定できたんじゃね?という気がしてきた。色相は12分割で位相も固定だが、輝度・彩度は調整できるはず。再現性や歩留まりは別として。

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 オシロスコープを衝動買したい衝動に駆られている。もうすぐ曜ちゃんの誕生日だし。
 Siglentの1202X-Eあたり買いたい。1204はさすがに手が出ない。オシロで2chだと微妙に足りなく感じることはあるけど、かといって4chモデルの差額分だけ必要性があるかというと微妙だし、SPIが見やすいと言っても、それならロジアナ使え、という話だし。4chモデルは機能が多いとはいえ、ロジアナや波形発生使うならそれ用のハード(結構高い)を買い足さなきゃいけないし、「その機能が必要!」という場合以外は、かなり微妙。
 そもそも、今使ってるオシロがあるんだから、どうしてもチャンネル数が足りないならオシロ2台並べる、みたいな手も使えるわけだし。
 今使ってるやつ、買ったのがちょうど9年前の4月頃。このシリーズはこの製品前後にマイナーチェンジして長く売ってたので、最初の設計は15年くらい前かな? いろいろ活躍してきたけど、そろそろ機能が物足りなくなってきた。しかし今までも日常的に使っていたわけではないので、高いやつ買っても元取るのに時間かかるだろうなぁ。まぁ、そんな話をしだすと生きてるだけで丸損って話も出てくるので……

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