ガリレオ(ESA/GNSS)のペパクラ、SAP周りを試作中。
片翼2枚+ヨーク、それが2翼。ヒンジ付近はフレキ基板で結線、ヨーク側はパドルの付け根でハーネスにまとめてヨークの裏側にまとめて通していて、パドルの根本からヨークの横にワイヤを2本通して、1枚目のパドルの裏を通って2枚目のパドルの根本まで接続されている、という感じ。
ヨーク横とパドル裏の展開機構は同期展開用の機構じゃないかな。日本でもおなじみのやつ。ガリレオは多分SAP周りも自分たちで作っていて(少なくとも三菱電機の製品ではないはずで)、そういう衛星でもこの方式が使われてるってことは、世界的に一般的に使われている方式なのかも。
今回は、試しにアルミテープを挟み込む構造で作ってみた。ある程度強度出ないかな、という期待。結局、自分が重くなった分で比強度は悪化してる感じ。そもそもペラペラのアルミテープなんて弾性変形ほとんどしないよなぁ。
作り方の説明を読むと、「insert a fine bamboo stick」、つまり「細い竹ひごを入れて補強しろ」と書かれている。
細い竹ひごは手持ちがないので、1.2mmのステンレス線を使うことになりそう。衛星本体を貫通して左右のパドルに通すので、先にパドルを単体で組み上げることができない。接着剤を使うと、平面で押して平らにできないので、不安定な空中で両面テープとかでパドルを組み立てる必要がありそう。
ちなみに、今回の手法では、厚紙のスキン材でアルミテープのコア材を挟み込むような構造になっている。実際の衛星の場合は、カーボンファイバーのスキン材でアルミハニカムのコア材を挟み込むような構造で、厚紙もカーボンもどちらも繊維シートだから、厚紙≒カーボン、アルミテープ≒アルミハニカムと考えると、本物の衛星と同じ構造、ということができる。こじつけ。。。
SAP1枚でA4用紙長辺側にほぼ端から端まで使うし、それが2枚あるので、かなりデカいものが出来上がる予想。1/23スケールだそうだ。細かいアンテナ類がいろいろあるのであんまり小さくは作れなさそう。1/100だとかなり小さくて大変そう。でも1/100のQZSと並べて置いてみたい気もする。JAXAが配布してるQZSのペパクラは1/50なので、それに合わせても良さそう。
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追記
ESAに有るガリレオ衛星の写真によると、SAPは左右で対象になるように設計されている。ペパクラでは、左右が同じ部品。デザイン流用しやがってぇぇ。。。コピペしてもワイヤー少し貼り直すだけじゃんよぉ。それくらい手抜くなよぉ。。。
せっかくもう1回SAP印刷するんだから今度は左右反転して…と思ったら、キヤノンのプリンタって左右反転できねーのかよ。。。クラウド連携もうまく設定できないし、興味本位でキヤノンのプリンタ買ってみたけど、結構ビミョー。安物だからかな? 元々文章印刷する予定で買ったので、左右反転とかクラウド連携とかは必要としていなかったのだが(なお、文章印刷はあまり行われていない模様)。
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