17日受信分のピックアップ。
午前中は妨害が多かった。
妨害が入ると抑圧されてAGC絞られて、妨害が消えると一気にAGC上がって一瞬飽和して、すぐある程度のところに落ち着く。八木で受信してるのである程度絞られてても受信できてる。AGC止めといたほうがいいかも。どうやったら止まるんだろう?
CUTE-1.7+APD II、LoS30秒前くらい。八木。かなり遠いはずなんだけど、結構明瞭に入ってる。輝度の調整次第でもう少し見やすくなりそう。
XI-IVの最大47度のパス。
かなり明瞭に受信できてる。受信したところでデータフォーマットの資料とか全部削除されているのでどういう情報なのか一切わからないけど。
NEXUSの最大仰角14度くらいのパス、八木でうっすら受信できてた。さすがにSNR悪いけど。
八木5エレ、予想以上に感度ある。ビーム細いのでなかなか入ってこないけど。角度ダイバーシティの固定ビーム待受けで受信するなら、5エレは仰角20度くらいまでを担当して、それ以上は3エレくらいの広めのやつで受信するのが良さそう。
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TLEファイルのグラフ化処理、TLEの読み込みは1年毎に束ねたファイルをFile.ReadAllLinesで一括して行ってるんだけど、1.2GBくらいのファイルを読むのに13秒くらいかかる。シーケンシャルリード90M/sくらいなのでちょっと遅いけど、改行分割も含めればHDDだとちょうどいいところか。StreamReader.ReadLineで1行ずつ読み込むと2倍弱かかるので、やっぱりReadAllLinesは早い。とはえ、プログレスバーとか表示できる分、ReadLineで読むと便利なんだが。
ちなみに、全行読み込んでからNoradIdで必要なTLEだけ選別するのは、3秒位で終わる。1回目は15GB弱読んで、その際に必要なTLEだけキャッシュファイルに書き出して、次からは10MB程度で済む(期間とか個数によるけど)。シーケンシャルリードとCPUが爆速なPC欲しい。。。
グラフにしようと思ってて、ズルズル忘れてたやつ。ASTRO-F(あかり)の高度履歴。
あかり、打上げ直後にかなり軌道上昇して一気に下げてるけど、たぶんデータの誤り。たまにこういう事ある(全電化衛星がいきなり軌道変えてたりとか)。
あかりは日本で初めてデブリ対策として軌道降下運用を行ってから運用終了された衛星。実際、700kmくらいの円軌道にいたものが、近地点450km以下まで下げて、空気抵抗によって遠地点もかなり下がっている。2017年に入ってからはかなり空気抵抗が減ってる感じ。
太陽周期の前回のサイクル24は2008年12月から2014年4月まで。現在のサイクル25は2019年12月から始まっていて、そういうバイアスを掛けて見てみると、たしかに2020年後半から遠地点の降下が加速してる気がする。このままガンガン下がっていけば、今サイクル中に消滅するかな? 近地点が少し高いのでちょっと厳しいか。
一緒にALOS/H-IIAも表示している。ALOSはいきなり通信途絶したので軌道降下を行わずに運用終了している。ちょうど前回のサイクルの末期だったので20kmくらい高度下げてるけど。H-IIAの遠地点が下がり始めたのは11年の春頃かな。サイクル24が始まってから2年位かかってる。実際に外側の大気が膨張収縮するのにそれくらいの時間差が必要なのか、そもそも根本的に無関係な事象なのかもしれないし。
2006年前半の日本は結構すごくて、1月24日にALOS/H-IIA打上げ、1ヶ月経たずにひまわり7/H-IIAを打上げ、それから1週間経たずにあかり/CUTE-1.7/M-V打上げ、しかもALOSのIDが28931、M-V R/BのIDが28942、その間に登録された物体はSUITSAT(宇宙服に無線機積んでISSから捨てたやつ)とロシアのロケットで打上げた衛星だけという(この時期、衛星自体があまり大量に打上げられていなかったとはいえ)。その後は少し空いて、12月にETS8/H-IIAを上げてる。それでも年内にH-IIA3機打上げてる計算。さすがにやりすぎたのか、その次は1年以上開けてWINDSだけど。
大型ロケットを1ヶ月以内に2機上げたのは後にも先にもこの時だけのはず。準天頂衛星の時でも2ヶ月間隔で3機。H3の運用が軌道に乗ればガンガン打つのかなぁ。予定だと22年度に少なくとも5機上げるみたいだし。
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