けいさんりょく高いパソコン欲しい。
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SDRで受信した生データを処理するソフト、おおよそ動くようになってきた。だいぶ時間がかかるが。11分のデータで、FFT32768ポイントだと2分半、40960ポイントだと15分半くらい。やはり2^nポイントは圧倒的に早い。
昨日のNEXUSのスペクトル。PNGだとデータ量大きすぎるのでJPEGでガッツリ圧縮してるのでノイジーだけど(高周波成分捨ててるので「本物のノイズ」は消えてる分見た目だけならなめらかだが)。
上から下、左から右、の流れ。タイムスタンプはちょっと(数秒)ずれてる。上下方向は1pxで50Hz、左右方向は50pxで1秒。上下は7.5kHz分。
IFあたりに幅20kHzくらいの広めのノイズが15Hzくらいの周期で入ってる。何が原因だろう? たぶん自分で出してるノイズだと思うんだが。こんだけキッチリ入るノイズなら、同じように入れれば任意の信号を入れるのに使えるはず。20時10分15秒頃から始まってるのがNEXUSのコールサインっぽい感じ。ちなみに、タイムスタンプの後ろの「J」の記号は、JSTの意味ではなく、Zulu Timeで慣例的に使われいているローカル時間の記号。ローカル時間にLを(誤って)使っている例がWikipedia内でも見受けられるけど、Lは別のタイムゾーンを意味する記号(ロシアの東側とか、オーストラリアとニュージーランドの中間あたり)。
FFT32768ポイントだと1秒あたり62.5px、62秒分で横3875pxになる。ちょっとデカイ。40960ポイントだと1秒あたり50pxで、62秒分で3100pxと、大きすぎない程度になる(横3840の液晶に100%で表示できる)。rtl_sdrだとオプションでサンプリングレートを設定できて、1.6384MspsにすればFFT32768ポイントで50px/secになるので、後処理とか考えると少し周波数落としておいたほうが良さそう。データ量も若干削減できるし、爆速で処理できるし。
今の所、単純にドップラを補正してスペクトルを表示しているだけ。CWのデコードは目視で行う必要がある。感度が低いので、そもそもちゃんと受信できていない。自動でデコードやるならトラッキングとか角度ダイバーシティとかで利得稼ぐ必要がある。
全期間のスペクトル(一番下のグラフ)を見ると、衛星からの信号は強くピークが出ている。衛星の電波はシフトが大きいので、補正すれば周波数拡散みたいな感じで強調できる。このスペクトルが有る部分が衛星からの電波だと判断できるから、ソフトウェアでCWをデコードしたい場合は、この周波数を見るようにすればいい。
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デコードできないので受信しても意味ないけど、とりあえずドップラ補正して画像に保存するのは動くようになった。ということで、次はスケジューリング周りに手をつける予定。
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