2022年9月14日水曜日

小ネタ


 LiSAが通算6枚目のフルアルバム「LANDER」発表、新曲「NEW ME」先行配信&MV公開(動画あり / コメントあり) - 音楽ナタリー

 明らかにNASAのワームロゴを意識しているデザイン。

 NASAのワームロゴは、個人的には宇宙機関が使うロゴとして不適切だと思っているのだけど、LANDERの、あるいはLiSAのロゴはわりと悪くないな。L,i,Rが点対称じゃないからロバスト。/* Aは点対称ではないが、ワームロゴでは回転させるとVになる */


 こんなものamazonでポチる人いるのかなぁ。

 多関節ロボット1台200万円前後。結構なオネダンだけど、この間どこかで見かけたモーキャプ用のカメラは1台1千万とか値段ついてたし、重量単価で比較するとめちゃくちゃ安い(錯覚

 多関節ロボットひとつ欲しいなー。心臓を奪われて動けなくなったときに古いやつを手渡してくれたりするようなやつ。自分で作らなきゃいけないか……


 BS放送の21GHz帯、最近の話題だと思ってたんだけど、1990年代中頃から話題になってたんだな。


 SLIMの古い資料(Ep打ち想定時代)、いろいろ書いてあるけど、Microsemi(2018年にMicrochipが買収)のFPGA(RTG4)を乗せる想定らしい。いくつかのモジュール(画像認識とかトランスポンダとか)で採用する見込みだそうだ。宇宙機でXilinx以外を使うのは珍しい気がする。

 通信系はHTV用をベースに作り直して、高速DACで直接RFを出すみたいな野心的な計画。BPF程度は入れるだろうけど、アナログでの周波数変換等は行わない。アナログ系を廃することで軽量化できる見込みだそうだ。SDS-1に載せたMTPが、時期的にHTVに載せたトラポンかな。HTV#2で方系統を国産化、HTV#3で両系統を国産化。SDS-1が'09年、HTV#2が'11年、同#3が'12年。

 もっとも、SLIMはこの後にかなり大胆に設計変更しているので、フライト品は違う設計になっている可能性もあるけど。特に質量的に若干余裕が生まれた代わりに信頼性重視になったので、通信周りはゴッソリ既製品に変わってそう。通信距離が全く違うからLEO実績品をそのまま積む訳にはいかないとしても、SLIMみたいな短期間の運用なら地上側でちょっと無理をするみたいな方針でもいいだろうし。


 ALOSのデータレコーダはActelのFPGAを載せていたらしい。Actelはその後マイクロセミに買収されてFPGA部門になったので、SLIMで使うFPGAと近い系列。

 SDS-1に乗ったSpaceCube2、SpaceWire実証用のやつだけど、これもActelのFPGAを積んでいて、SpaceWireのインターフェースとして使っていたらしい。SpWでActel使ってるならASTRO-Hとかでも使ってるんやろ、と短絡的にググってみた結果、出るわ出るわ。よくこんなにたくさんあるのに今まで無視してきたな。


 ALOSのバス周り、探してもあんまり出てこない。ALOS-2はGOSAT流用らしい。GOSAT-2はALOS-2からの流用。

 GOSATはH-IIA#6やADEOS-II以降で最初に立ち上げたプロジェクトなので、冗長性を最大限重視。シンプルなデバイス(RFスイッチ等)も完全に冗長化。HTVみたいな有人安全に近い設計思想な雰囲気。例えばSAPは片翼全損でも限定的ながらミッション継続が可能(1FO)。ミッション系はXバンドで伝送するので、Xバンドは完全に冗長化(1FO)。電源系で故障が発生した時は低電力モードに入る前にカメラは自動で2枚の撮影を行い、ROMに保存してからカメラをシャットダウン。カメラはXバンド以外にSバンドでも転送可能(2FS)。ハウスキーピングはSバンドがメインだが、Xバンドでも可能(2FS)。初期運用では4時間以上の不可視を作らない計画を立案し、地上局トラブルでも不可視は6時間まで。

 ADEOS-IIでは外部機関から提供を受けたレーダ画像でパドル破断が発生していないことを確認し、テレメからFTAでハーネスに当たりをつけて、地上試験で確認する、みたいな感じで解析していたが、GOSATの場合はたとえ衛星が全損するような事態になっても絶対にオンボードから情報を取り出してやる、みたいな雰囲気がある。


 LUNAR-Aのペネトレータ、信号処理に8086系を想定。SFUも8086を搭載。この頃の日本の宇宙機は8086がデファクトスタンダード? PC-98系が8086系だから日本では使いやすかったのかな。


 そういえば、GEOTAILってどうなってるんだろう? 1992年7月24日に打上げられた衛星で、今年7月で30年目。少なくとも2020年2月頃の観測データっぽいモノは出てくるので、その頃までは観測は続いていたはず。今でも動いているんだろうか?


 '98年の東芝の宇宙用GPS、「地上の約5倍の±10km/sの相対速度」みたいな話が出てくる。地上用GPSで2km/sも出すの? マッハ5超えてんぞ。何に使うGPSRと比較してるんだろう? GPS衛星は地平線近くで0.6km/sくらいの相対速度になるので、逆向きにマッハ1で飛んでる飛翔体からは1km/sくらいの相対速度になる。あと1km/s足りない。相対速度で2km/sになるには結構な速度が必要。SR-71でもまだ足りない。軌道速度だと3.8km/s位あるので2km/sよりかなり早い。

 ETS-VIIのGPSアンテナ、QFHアンテナみたいな見た目(NOAA用より細長い)。QFHは縦長だと軸方向の感度が高くなり、太くすると径方向の感度が高くなる。ETSはSAP等からのマルチパス対策で低仰角側の感度は下げめ。相対航法はターゲット側から10秒毎に擬似距離を転送。チェイサ側は1秒毎にサンプリングした擬似距離と比較して距離を求める。各GPSRはそれぞれが持つクロックで1秒/10秒のタイミングを作るので、最大で0.5秒分(軌道速度で4km程度)の差がある(チェイサ側が受信したデータを直ちに使うなら1秒分8km)。擬似距離だけでなく、擬似距離変化率も使って時刻を合わせて相対距離を求めるらしい。


 HTVの通信系、TDRS経由はコマンド250bpsだそう。深宇宙みたいだ。第1世代のTDRS想定かな? TRDS第1世代、'83年打上げながらSバンドのビームフォーミングに対応して複数機(最大20機?)相手に通信できるとかすごい衛星(リターンCDMA、フォワードTDMA? もちろんシングルアクセス追尾用のディッシュも搭載)。そりゃ250bpsとか言われても飲まざるをえない。


 HTV3号機のリリース


 動画中6分30秒頃に衝突回避マヌーバ。すげー加速だな。


 HTV-Xのレイトアクセス、サイドハッチ方式やめたんだな。軌道上で使わない(使えない)開口部を作るリスクもあるし、横から荷物を入れたらドッキング後に最初に取り出せない不便もあるし。HTVと違って与圧部が下にあるので、レイトアクセスで積んでから床を作るから固定方法が面倒ではあるけど、吊るすのと持ち上げるのどっちが楽かというと、治具作ればどちらでも、という感じかな。大きなPAFが必要になるデメリットはあるが。あと、HTV-X全体が高くなるのでフェアリングの円錐部が近くなるので暴露カーゴの包絡域が若干……とか?

 H3の大型ペイロード用のW型フェアリング、解せぬ。せっかくS/Lで設備共通化できるようにして安く作れるように、とか工夫してるのに。当初はShort/Longの2種類だったはずだけど、Wideっていつ出てきたんだ? HTV-XのPAFがデカくなって包絡域が足りなくなったから大きいフェアリングを……ってことで何故か太いやつが出てきた、みたいな? 円筒形状を作るジグ、長さを変えるのは頑張ればなんとかなるけど太さを変えるのはジグ全部作り直し、みたいな手間があるはずだけど、なんでわざわざ太さが違うフェアリングを作るんだろう? 片側10cmくらいならジグのアライメント(調整範囲)で吸収できる、みたいなことなんだろうか?


 EarthCAREってどうなってるんだろう。延々開発中で引き伸ばしになってるけど。去年1月の資料だと、日本で保管しているレーダは'21年4月にESAへ引き渡し予定で22年度に打上げ予定と書いてあるから、衛星自体はすでに出来上がっているのかな? ソユーズ想定で打上げも目前にこの情勢か…… ESAのWebサイトだと今年7月にSAP展開試験やったよーとか書いてあるので、順調に遅れているようだけど。

 H3-30Sに乗り換えて打つとしても数年待ちだろうし、VEGAでは厳しいし。某社に「脱炭素化の要求が強くなれば電気自動車の売上増えますよ」とか言って打上げてもらうのが一番早いんじゃないかという気がしてきた。あるいはH3-30で打つ想定で待ってる間に余剰ペイロード数百kg分の使い道を考えるか。絶妙に高度が低いのが使いづらそう。高度低いところに入れてほしいALEあたりはありがたいのかな? あるいはQPSとかStriXみたいに推進系を持った小型SAR衛星も低軌道に行ける機会があれば使いたがる? もっとも、QPSもSynもコンステを作る予定だから、中途半端に少数だけ相乗り軌道に入れるのはあんまり嬉しくなさそうだけど。とすると、ALEをElectronとかでチャチャっと実証してからH3のEarthCARE相乗りで複数機をまとめて軌道投入、みたいな形になるんだろうか。


 大学生が書いたRF系の論文で「MGHZ」とかいう変な単位が出てきたり。文脈からしてMHzの意味だと思うんだけど。近くにはGHZという表記も出てきたり。単位系の大文字・小文字が誤っている資料は読んでいてちょっと信頼性落ちる。SI接頭辞抜けてるとかは言うまでもなく。研究室のサイトの中に置いてあるので「ウチの研究室の学生が書いた論文ですよ」というやつだと思うんだけど、この研究室の教授はこういうところは気にしないんだな、みたいな。

 三菱電機の人が書いてる資料、DRTSの発生電力が2.115Wとか、ST-2の打上げ質量0.5t/ドライ1.9tとか書いてあってなんともアレ。大学生が書いた文章じゃねーんだから。。。


 F-15から投下して飛ばすタイプの無人標的機、気圧高度計(ピトー類含め)を廃して機体ごとの校正を省略する代わりに、機体から送られてくる高度値とGPS高度を比較して外気圧を推定する、みたいなシステムらしいんだけど、F-15から送られてくる高度情報って、実際の高度ではなく、空力的な高度(もっと言えば気圧値に近い値)が出てくるのか? 確かに対空ミサイルとかなら気圧値をもらったほうが飛行制御とかには便利なのかな。低高度まで降りるやつは自分でレーダー高度計とか積むだろうし。

 標的機の航法に使うGPS/INS、COTSで低コスト化とか書いてあって色々考えさせられる。亜音速(爆撃機想定)くらいであれば大した性能はいらないということなのかな。COTSと言ったってカーナビ用のGPS/INSを転用したというわけじゃなく、民間航空機用を転用したくらいの意味だろうし。


 Reverse-engineering the First FPGA Chip Xilinx XC2064 - SemiWiki

 世界で初めてFPGAを販売したXilinxは最初期のファブレス企業の一つで、製造はセイコーに委託していた、と。


 地上の実験機材で使われる多層断熱材に関する話

 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsj/51/8/51_376/_pdf

 真空引きするので通気性の確保が必要だし、アウトガスが出ると真空度が悪化するからガスが発生しないように注意する必要がある。人工衛星の話を読んでいる気分になってくる。

 地上の極低温を扱ってる人からすると「宇宙って勝手に真空引きしてくれるの便利だね」とか思ったりするんだろうか? ヘリウムの蒸発潜熱使おうと思ったら蒸気で真空度悪化して急速に蒸発したとかあるので、宇宙が真空だからと油断していると痛い目を見るわけで。電気推進とか放送衛星の分野を見ていると宇宙での真空度の確保はかなり苦労している印象。


 Moog日本法人の紹介ページ見てたら主要取引先にUSJが入ってる。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン? たしかにスリップリングは大量に使ってそうなイメージはあるが。


 アマチュア衛星のトランスポンダを使ってRARRを行って軌道決定を行う、みたいな遊びやってる人いないかな? 帯域幅が狭いので測距精度は出ないとしても。TLEから計算した距離と測距値を比べれば衛星内部の遅延も計測できるし。


 MouseEventArgs.Clicks プロパティ (System.Windows.Forms) | Microsoft Docs

Windows インターフェイスでは、標準のマウス イベントをシングル クリックまたはダブルクリックとして定義しますが、個々のアプリケーションでは、より多くのクリックを 1 つのイベントとして解釈できます。

 そんなこと書かれたらClicksで3回とか4回とかカウントできるものだと思うじゃん。intなんだから2を超えてカウントできるものだと思うじゃん。なんで1と2の2値しか扱えないんだよ。

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 しん……ちょく…… はて??


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