2024年9月11日水曜日

小ネタ




「銃火器」で除霊するパワー系ホラーTPS『近畿霊務局 - Kinki Spiritual Affairs Bureau』Steamにて10月4日配信へ。銃火器や装甲車まで持ち出し現代悪霊退治 - AUTOMATON

 面白そう。



 量子コンピュータとかでよく「宇宙で最も寒い場所」という紹介があるけど、あくまでも宇宙物理学の世界において宇宙背景輻射の3Kよりも寒い(あるいは人類が知りうる限りで最も寒い)、という程度の意味でしかないはずなんだよな。

 人類は未だに未発見だけど、宇宙には他の知的生命体が存在するかもしれない。彼らは人類が実用的に到達する温度よりもさらに低い温度を容易に実現しているかもしれない。例えば人類が使っている量子コンピュータが使う温度が10mKだとして、彼らが使っているコンピューターは0.5mKまで冷却しているかもしれない。

 他の知的生命体の存在が否定されない限り、「宇宙で最も寒い場所」と言うには「*人類調べ」という注釈が必要になるはず。まあ、そんなこと言ったら、冷やすだけなら人類も結構低いところまで冷やせるから、量子コンピューターの「宇宙で最も寒い場所」というのは誤り、という話になってしまうのだが。



 Fr24の空港画面でwatherを開くと過去72時間の気象情報が確認できて、風向風速、気温、露点、気圧、視程、あたりが見れる。

 気圧はアメダスとほとんど同じ値かな? 日本の空港はhPaで表示されるらしい。アメリカの空港はinHgっぽい。視程はSM(statute mile)だけど気温は°Cだったりする。°Fじゃないんだな。


 IFF周りを調べていたらFIM-92スティンガーミサイルの簡単な説明のPDFを拾った。RMPなので1990年頃の話かな?

 FIM-92のIFFは敵機を識別したり、味方機への発射を阻止する機能を有しない(射撃の判断は射手が責任を追うべきである)。モード4またはモード3が使用可能。米軍の全ての戦闘機にはモード3およびモード4のトランスポンダが装備されているが、民間機や同盟国の航空機はモード3しか提供しない場合がある。モード4は安全(secure)であり、モード4の応答は"true friend"である。IFFは敵味方識別の役に立つだけであって、応答がないからといって即発射許可とはならない。

 FIM-92のIFFはモード4オンリーまたはモード4とモード3の併用を選択できる。モード4は再充電・再プログラム無しに2日間使用できる。モード4を継続して使用するには2日毎に再充電および再プログラムが必要。それがない場合はモード3オンリーになる。充電は最低4時間必要で、約800回の質問または30日間使用できる。

 他にも色々書いてあるけど、IFF周りだとこんな感じかな。

 この当時はモード4は安全であるという前提。まあ、そりゃ作った当時は安全だと考えられるものを作っているわけだが。モード4を使うには頻繁に充電する必要があるのは、消費電力というよりは安全性の問題かな(インテロゲータは質問を送る瞬間しか計算しないわけだし)。2日以上放置されていた場合は機密情報を削除するようなロジックなんだろう。電池容量30日に対して2日というのは、確実に削除するためにある程度の(少なくともコンピュータが動く程度の)電力が必要になる、ということなんだろうか。例えばVRAMに保存して電源を切ったら機密情報も削除される、みたいな構成ではなさそう。そうすると電池パックをいきなり抜いたり、至近弾で電源が切れるようなアクシデントがあると機密情報が削除されないんか?とか思うところはあるけど(VRAMの揮発性を信用していないだけで、念の為にロジックで削除するみたいな設計の可能性もあるけど)。

 FIM-92ってキャニスター無しでモバイルIFFインテロゲーターとして使うような運用ってできるんだろうか? IFFアンテナは発射機側についているからできなくはなさそうな気がする。とはいえ、照準器はキャニスター側についているから相手を狙うことができない。AN/PAS-18(FIM-92用のサーマルサイト)もキャニスターの上に乗せる形になるから、キャニスター無しで照準することはできない。インテロゲータとして使うなら最低限使用済みのキャニスター程度は必要なのかな? まあ、実弾無しでインテロゲータだけあってもどうにもならないしな。

 AN/PAS-18はFIM-92のシーカーが感知する波長と合わせてあるので、この照準器でターゲットが見えればFIM-92のシーカーでも感知できる、みたいな目安に使えるんだそうだ(PASはIRだけだろうし、FIMはUVも見えるけど)。

 アベンジャーはデータリンクで受け取った目標を砲手が選択すると自動的に指向する機能があるらしい。ざっくり読んだ感じだと、あくまでもランチャーを目標に向けるだけの機能っぽい。最終的に射撃の判断は砲手がその場で行うはず。


***


 トランスポンダのログ


 信号強度でソート

 Mode-S的な信号はかなり強く受信できる。

 Mode-3/A/Cも強く入ることがある。

 アマチュア無線用430MHz狙いのモノポールアンテナをドングルに直結して、ドングルのPGAは最大ゲインを設定している。LNAとかなくても結構強く受信できる。まあ、大抵の信号はすごく弱いので、本格的に受信するならコリニア+BPF+LNAとか組み合わせるべきだろうけど。Mode-3/A/Cを受信するだけなら多少サチったところでデコードできるだろうし。


 運が良ければ-20dBでも復調できる。大部分は復調に失敗するけど。

 -17dBくらいあるとほぼ確実に復調できる(いくつかデコードできていないサンプルはMode-Sの信号)。トリガレベルを下げればもう少し低い信号も復調できるはずだけど、遠くの信号も大量に記録されるのでログファイルが肥大化する。


 X-bitを含む信号。

 数は少ないけど、同じコードを複数回出しているトランスポンダをそれなりの頻度で(1週間に数回程度は)受信できる。コヒーレントなので複数の応答が重なっているわけでもないだろうし。最初に受信してから最後に受信するまで1時間半近くある。盆地の中で受信しているから、直線飛行ならあっという間に受信範囲外へ出るはずで、連続して長時間受信できるなら意図的に留まる必要がある。どんな機体なんだろ。


  同期性ガーブルっぽい信号。手動でデコードすると1200と2056かな。Fr24では2056は見えるけど、1200は見えない。まあ、1200はMode-S非対応機だろう。


 Mode-3/A/Cはワンセグドングルでも4baud(約2.76Msps)で受信できるのでデコードが楽。

 Mode-Sは最大でも1.5baud程度(3Msps)でしかサンプリングできないから素直にデコードするのは厳しい。手軽にデコードするには最低でも2baud(4Msps)が必要になる。ただ、マンチェスタ符号(2値パルス位置変調)は運が良ければ(サンプリング点が正しい位置であれば)1baudでサンプリングしても復調できるし、ちゃんと処理してやればサンプリング点が多少ずれた場合でも復調できる。復調処理を書くのがとても面倒くさいだけで。

 ADS-Bは自力でデコードする理由があんまりないんだよなー。復調が面倒な割に取れるデータがあまり多くない。符号化の仕様とかもほとんど公開されていないはずだし。そもそも、ADS-Bのデータが見たいならFr24を開けば大抵の情報が見れるし。興味本位という点では面白い信号ではあるので、暇なら遊んでも面白いだろうけど。


***


 FFTライブラリを作成中……

 前もこんな事やったな。。。

 青がMathNetのFourier、オレンジが自作FFT処理。Releaseビルド。横軸はlog2(ポイント数)、縦軸はlog10(秒数)。

 前はComplex32配列を受け取るような処理だったので、複素積のSIMD計算が面倒だった。今回は実部と虚部を分けて渡すような処理なので、複素積の計算がめちゃくちゃ楽になった。まあ、SIMDはあまり効果がなかったわけだが。

 自作FFTはN16以上(回転因子8個以上)の場合はSIMDで計算している。ただSIMDはせいぜい1割前後程度しか効かない。あと、FFTのバタフライ演算は普通に1段ずつループで回しているけど、Nが2^16より多い場合(2^17以上の場合)は半分に分割してFFTを再帰呼び出ししている。ポイント数が多いのに1段ずつ端から端まで舐め回すとキャッシュからこぼれてメモリアクセスで遅くなるはずだから、適当な大きさまでは再帰呼び出しで分割していったほうが早いはず、という考えによるものだけど、これもほとんど効果は無かった(計測可能な程度の効果はある)。

 Vector128を使えば回転因子4個の場合も並列化できるけど、あまりパフォーマンスに影響はなさそう。回転因子1個の場合は複素積を省略できるけど、これもパフォーマンスに影響はなさそう。計算速度よりそれ以外の場所で律速されている雰囲気。どこがボトルネックなのかよくわからないけど。

/* Excelのグラフをクリップボード経由で画像に取り出すとレイアウトが崩れる不思議な挙動、どうにかならんのか */


0 件のコメント:

コメントを投稿