2019年1月20日日曜日

イプシロンの軌道


TLEが出てた。
 43943から43940、19003のAからJまで、9個の物体がある(現在のところIは欠番)。
 衛星7機+PBS(複数衛星搭載構造)+イプシロン第3段、かな?

 Aの焦点は地心から6km、BCDが11km、EFGJが16km、Hが260km、くらい。

 事前のシーケンスCGを見てみると、第3段分離後、PBSで2回の噴射を行い、軌道を持ち上げている。その後、小型実証衛星1号(RAPIS-1)を分離し、その後でPBSを反転させ、減速噴射を行う。その後、細かく減速しながら各衛星を放出していく。

 一番先行している(低い軌道を飛んでいる)H(43939)がイプシロン第3段のはず。
 また、一番後ろにいる(高い軌道を飛んでいる)A(43932)がRAPIS-1のはず。
 RAPISを分離後、PBSを17秒吹いて減速を行い、その後各衛星ごとに2秒毎の減速を行うから、並んでいるB(43933)/C(43934)/D(43935)がそれぞれRISESAT、MicroDragon、OrigamiSat-1になるはず。

 オリガミを分離したあとはNEXUS(1U)とAoba VELOX-IV(2U)を3Uの放出機構で分離するから、2個がまとまった軌道に乗る。
 最後にALE-1を分離してPBSは役目を終了する。
 
 ただ、NEXUS、Aoba、ALE、PBSの位置関係が、予想と実際に合わないので、もうちょっと詳しく考える必要がありそうだ。

 TLEもまだ高精度なものではないだろうから、今後位置関係が変化したりするかもしれない。もうしばらくして、安定した頃にもう一度見てみるか。

 ちゃんとダウンリンクが通れば、各運用局の細いアンテナで取れる衛生は限られるだろうから「この位置にいる南番がウチの衛星だ!」という話も漏れ出てくるかもしれないし。

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