2019年4月14日日曜日

FREEDOM他

 せっかくなので、FREEDOM他もグラフ化。

 [「こうのとり」6号機(HTV6)が「きぼう」に運んだ超小型衛星6機の放出に成功:「きぼう」での実験 - 宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター - JAXA](http://iss.jaxa.jp/kiboexp/news/20170116-cubesat6.html)

 この際はITF-2, WASEDA-SAT3, FREEDOM, EGG, AOBA-Velox3, TuPODの6機が放出された(前者3機が1U、EGGとTuPODが3U、AOBAが2U)。また、TuPODは中に衛星が2機搭載されており、小衛星が放出される。



 再突入が早い順に、FREEDOM, EGG, TuPOD, TANCREDO1, OSNSAT, WASEDA-SAT3, AOBA-VELOX 3, ITF-2, かな?
 再突入のラスト3個はWaseda, Aoba, ITFで、順に1U, 2U, 1Uとなる。
 予想では3Uのほうが表面積あたりの質量が大きいので、3Uのほうが再突入まで余裕があるかな、と思っていたのだが、どうやら小さい衛星のほうが有利らしい。放出条件とかいろいろあるはずなので一概には言えないだろうが、大きさは軌道寿命に対してあまり影響はないのかもしれない。

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 早い方のグループを拡大したグラフ。



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 FREEDOMの拡大。



 放出されたのは1月16日で、再突入が2月5日頃か。20日程度で再突入したことになる。

 ITF-2は8ヶ月(250日程度)で再突入したので、12倍程度の差になる。とはいえ、EGGの方は4ヶ月程度と、FREEDOMの5倍程度。まぁ、それでもFREEDOMはかなり早いほうだろうが。


 DOM(軌道離脱装置)が、キューブサットの空気抵抗を5-10倍程度にするとして、高度800km程度の軌道に投入されたXI-IVはすでに15年以上、軌道にとどまっている(かつ、ほとんど落下していない)。
 少し低い600kmに投入されたALE-1は、DOMで降りてこれるんだろうか? 欲しい減速量が得られる、という予想に基づいて設計したんだろうけど。

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 せっかくなので、CUTE-1とXI-IVのグラフも。



 軌道投入直後は825kmあたり、現在は818km、あたりか。15年で7kmくらい。
 2012年から2016年あたりに急激に高度を落としている感じ。太陽活動が強かったのが2011年頃らしいので、太陽活動に相関がありそうだ。
 CUTE-1のほうが、XI-IVより低いところにいる。何が影響石てるんだろうか?

 グラフをよく見てみると、2006年頃までは細かなヒゲが出ているが、2016年以降は見られない。観測機材の更新かな?



 1年あたり3回くらいの周期で離心率が増減しているっぽい。何が影響しているんだろうか?

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