乱数でAPSKっぽいやつを作ってOFDM変調してFFTに通してみた。
左上がOFDM変調後の波形、右がFFT後のスペクトルと位相、左下がFFT後のコンステレーション。
位相・振幅は乱数で作ってるので乱雑な並びだけど。
実際のAPSKは、内周と外周で分割数を変えてるらしいけど、今回はそこまで実装してない。
理想的なタイミングなので、綺麗にコンステレーション出てるけど、1ポイントでもずらすとコンステレーションが円周上にズレていく。かつ、位相誤差が増えると振幅誤差も出てくる。
タイミングは相当シビアになりそうだ。どうやって同期するか。
OFDMのタイミング誤差は、コンステレーションの回転として影響が出るので、位相を使わない変調方式、具体的にはASK等を使えば、タイミングの問題はかなりクリアできる。十分に長いガードインターバルがあれば、影響はなさそうだ。
まずはASKで低データレートの伝送ができるようになった上で、その後はその時に考える、という開発方針かな。
とりあえずSTM32+特小トランシーバーで送信、SDR#で受信、PCで復調、といった感じになるだろうか。
ASKなら位相は常にゼロなので、最初の数シンボルでフレーム情報を伝送しながらタイミング同期を行い、同期を期待できる十分な期間を置いたあとにQPSKや16QAMでデータ本体を伝送する、みたいな感じになるんだろうか。
位相を周波数ごとに並べると、タイミングズレの正負で位相の増加方向が変化するので、これを使えばタイミング誤差はある程度推定できそうな気がする。
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