暑いですね。地元のアメダスでは最高気温35.4℃だそうです。
大量の偏見を混ぜて解説すると、北海道の家は冬の防寒を目的とした構造なので、屋内の熱は逃げにくくなっており、また冬場の貴重な太陽光をも活用するためか、太陽光による加熱が屋内にも入って来やすいような感じです。また古い建物は涼しい前提の設計のため、昨今の暑い夏には高い温度で平衡します。放熱は空気を入れ替えることで行う前提で、能動的な(エアコン等を使った)放熱は、扇風機で強制的に空気を入れ替えるといった手法しか使えません。一方で、加熱に関しては大量のカロリーを投入できる手段が用意されています。例えば、ウチのストーブは定格で最大およそ4kWの発熱量があります。
このブログ的に表現すれば、北海道の住宅は外惑星軌道向け、関東近辺は地球軌道近傍向け、の熱設計になっている、という感じでしょうか。
湿度はそれほどでもないので、屋内に居て扇風機で風を浴びれば気化熱で放熱できるのが救いです。それでも、太陽光からの熱吸収が大きいので、建物の南側はかなり暑いです。太陽から遠い側(北側や、2階建てなら1階、など)は、明らかに体感温度が下がります。
今回の猛暑は、上空の暖められた偏西風が山脈に沿って流れ降りたことが原因のようですが、ウチは高い山脈の東側なので、比較的涼しかったようです。
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今日はL6470ドライバで遊んでいました。まだ最低限しか実装していませんが、L6470は複数のモーターを同期して制御できるので、そのあたりをどう作り込むかで試行錯誤が続いている感じです。
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相変わらず、3Dプリンタも使ってます。
サーボもちょっと進めています。以前は汎用性を重視したブラケットでしたが、少し特殊な用途に最適化させています。
底面が平面にならないので、底面はほとんどサポート材です。
サポート材はハニカム構造の平面なので、若干の弾性があります。かなり硬いですけど。
こんな感じに組み合わせます(左側の根本の部分)。
右側のブラケットも今回作ったものですが、充填密度が低いので大きさの割には軽量で材料消費も多くはありません。
以前のデータを改造しているので、最適化はさほどしていませんが、もうちょっと修正すれば使えそうな気もします。とはいえ、やはり柔軟性が有り、発振せずに使えるかは未知数です。ジンバルが落ち着いたらもう一度リベンジしたいです。
この造形中に、途中でフィラメントが折れてしまいました。造形の初期に折れて、すぐ気がついたので良かったのですが、安心して放置できなくなってしまいました。フィラメントの残量が減ってきて、リールの曲率が小さくなってきて、それを無理やり引き出しているので、折れやすくなっているような気がします。
フィラメントがエクストルーダーに接続されているか(折れて外れていないか)は簡単な構造で検出できそうな気がします。とはいえ、ダヴィンチminiはユーザーがいろいろ追加できるような構造にはなっていないので、改造できるかは不透明です。このあたりはDIY(自作/試行錯誤)系と比較した際の欠点ですね。ただ、DIY系を使っている人が知り合いにいますが、歩留まりはかなり悪いようなので、どっちもどっちという感じです。
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基板を固定するための、M3のスペーサーのいい感じの手持ちがなかったので、3Dプリンタで作ってみました。
内径3.2、外形6.0、長さ20.0のデータで、実測が外形5.9、内径2.9、長さ20.3くらいでした。M3のネジを入れるには窮屈だったので、3.0のドリルで広げました。
PiTで定着させれば途中で崩れることもないし、LD比3程度なら問題ないようです。むしろ、底面が広いほどに収縮による剥離が発生しやすくなるので、底面が小さいものはそこそこ得意なようです。
金属製のスペーサーと比較すれば、寸法精度がそれほど高くなかったり、強度も高いわけではありませんが、この程度のデータならチャチャッと一瞬で作れますし、造形時間も短いし、材料費も1個あたり4円程度ですので、強度と精度が問題ないのであれば、欲しい時に欲しい物が手に入る最強の選択肢ですね。ボルトとかナットとかも作れればいいんですけど、さすがにキャップボルトは市販品を使ってます。ナットに関しては、相手に深さ4-5mmくらいのタップを立てていますが、強度をかけない限りにおいては問題なく固定できています。
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とりあえず、もうしばらくはステッピングモーターのライブラリを作って、それが使えるようになったらジンバルの制御ソフトを作って、その後で衛星を追尾したり、ジンバルのキャリブレーションをしたり、の機能ですね。
SpaceX Starlinkが打ち上がって数日ですが、youtubeを見ると可視観測の動画が投稿されています。もっと早く始めてればこのビッグウェーブに乗れたのに!
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