3DデータをCNCフライスで切削する場合、CAD→CAM→制御ソフト→制御回路→フライス、みたいな経路でデータが流れる。
CADは適当なものを使うとして、最終的に出てくるGコードはどうにかして処理するとして、問題はCAMをどうするか。
ちょろっと探した感じだと、3DデータからGコードを吐き出すソフトは、基本的に2-5万円程度の有償が一般的なようだ。3Dプリンタ用の処理はフリーだったりがあるだけに、ちょっと意外な感じ。歴史的な違いなのかねぇ。
とりあえず、3Dデータの加工はおいておくとして、基板データ(ガーバー)からGコードを出す、というのは、いくつか方法があるようだ。
試しにFlatCAMをインストールしてみた。
FlatCAM 8.5で基板切削用のGCodeを出力する - Qiita
FlatCAM自体はBitbucketにリポジトリがあるが、最新は16年7月の8.5。ベータも含めれば、結構頻繁に、最近も更新されているらしい。
ちょっとした回路を作るのにはよく使っているMBE(Minimal Board Editor)が吐いたガーバーは読み込めず、昔KiCADで作って発注したガーバーも読み込めず、試しにKiCADで書き出したガーバーは読み込めた。ちょっと謎い。読み込めない際も、エラーとかは何もないので、何が原因かよくわからない。
とりあえず、ガーバーからGコードに変換して、そのテキストファイルを眺めてみた。
円弧とかもすべてG01で指定されており、G00とG01、その他いくつかのコードをパースできれば処理できそう。
実際に出てくるGコードがわかったので、コレをどうにかする何かを作れば、基板を切削するキカイを作れる、ような気がする。
中華CNCに制御基板だけ自作して、USBメモリとかでGコード渡せば加工してくれる、みたいなモノは、作れそうな気がする。
例えば秋月で売ってる銅張基板は15x10cmなので、CNC1610(ワークエリア16x10cm)なら、かろうじてワークをワークエリアに収めることはできる。クランプできないけど。
余裕のあるワークエリアで考えると、2417が有力候補。ただ、アルミ押し出しとアルマイトプレートがちゃーみんぐな1208は、ワークエリアが小さい一方で、全体的にアルミで構成されており、剛性が高そうなのが魅力。フットプリントが小さいのもポイント高い。ただ、アルミパーツを多用している分、値段は高い。
改造用の部品取りとして使うなら、2417かな。ただ、こいつのフットプリントは43x43cmくらい有り、3Dプリンタ用に作った机の、3Dプリンタ以外の場所をすべて専有することになる。結果的に、作業台としても使いやすい位置にあって、作業台としても使われているだけに、このエリアにデカいモノを置くのはなんとなく嫌。
ファンヒーターの周辺の空間を潰せば十分なエリアを確保できそうだけど、暖房が使えないとなると冬が地獄だよなぁ。ダンボールとかいろいろ積んでるエリアを片付けたら、そこに空間が作れそうだから、頑張ればそこを暖房器具エリアにして、場所を確保できるか。ぐぬぬ… 片付けか…
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