ざっくりとした計算。300kmの円軌道から400kmの円軌道に乗る場合、およそ58m/sの増速が必要になる。
IAのグリーンプロペラント推進系(1液)はISP170secなので、25kgの衛星の場合、58m/sの増速には0.9kg程度の推進剤が必要になる。また、4Nスラスタの場合はおよそ360秒の噴射が必要となる。
200kmから400kmだとΔV120m/s程度、推進剤2kg程度が必要。
Int-Ball用機動ユニット(IBMU)だと、どんな構成になるだろうか。トータルでも25kg程度になるはずなので、推進剤は1kg程度あれば足りる。リアクションホイールのアンローディングもスラスタでやるなら4基程度必要になるけど、磁気トルカを使うならΔV用の1基で足りる。あるいは、PROCYONのように、推進剤の生ガスを直接吹くという方法もあり得る。バルブ1個で生ガス吹くのと、スラスタ1個追加してホットガス吹くの、どっちがマシだろうか? スラスタのほうがいいかも。(PROCYONは電気推進なので、アンローディングの大きな力を出すには生ガスを吹く必要があった)
そういえば、もうすぐ光データ中継衛星も上がるよな。これはデータレート固定だっけ? となると低軌道側も結構大規模なモノが必要になるはず。質量50kg程度、消費電力180W程度が必要になる。IBMUには使えない。
将来的には、低帯域で軽量・低消費電力な伝送が可能な光データ中継衛星も上がるはずなので、そうなればInt-Ballが撮影した動画をニアリアルタイムでダウンリンクしてネット中継、とかもできるようになるかな。
まぁ、Int-Ballを外に出すとか、IBMUとか、完全に妄想の話なので。。
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