2019年7月16日火曜日

切削

 8時間弱、ほぼ8時間かかりました。


 スピンドルにWebカメラをつけると、JOG操作で撮影領域や焦点を微調整できて便利です。思った以上に便利でした。

 タイル状に撮影して合成するとこんな感じです。


 ちょっと歪んでますが、まぁ全体としては把握できます。
 (このカメラ、焦点リングが触れるので、マクロ撮影とかに便利です。動画がVGA、静止画がXGAというあたり時代を感じるけど)
 カメラの配置がJOGで簡単にできる半面、クラックスケールの微調整が大変ですね。まぁ主軸突き刺してJOGで微調整して引き抜けば、それこそ20分の1mmとかの微調整はできるわけですが。


 品質悪いなー、やたら細いなー、軸ブレひどいなー、と思いながら、「そういえば、パッド間0.2mmだったような…?」と思ってCAMの工具確認したらΦ0.2mmの設定でした。ツールΦ0.3ですよ。ってことは、本来より0.1mm狭く削ってることか。。。0.25mmの設計で0.1mm細く削って0.05mmくらいになってるので、正常であれば0.15mmくらいになるはずです。それでも結構細くなってしまっていますが。

 左下が深めに切削されて、右上の方は浅めに切削されています。スクエアエンドミルですが、やはり深く削ると若干幅が広くなってしまう傾向がある気がします。
 QFPのパッドは特に顕著で、下側のパッドは狭く、上側のパッドが広く切削されています。


 QFPのピッチは0.8mmですが、これは正確に出ているようです。


 とりあえずツールの設定ミスがあったので、それを加味して考えれば最小パターン0.4mm、間隔0.3mm、くらいでデザインすれば良さそうな感じです。
 基板の歪みの影響が多少ありますが、それがなければ意外と良さそうな雰囲気です。あまり密度高くない片面ユニ基板の代わり、くらいなら使えそうになってきました。


 今回は約1万RPM、3mm/minの設定で加工しましたが、折れることなく切削できました。切削速度はもっと早くても良さそうな気もしますが、しばらくは安全重視で低速で様子を見てみようと思います。
 ひとまずCNCを買った目的である基板切削ができる見込みも出てきて一安心、といったところです。やっとここまでこれたよ……


 いろいろ書きたいことはありますが、話がまとまらないのでまたいつか。

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