
作業性は「劣悪」の一言となりそうな配置ですが、なんとなく形になってきました。バルブ取付部以外は仮ですが。Fusion360、意外と便利な機能が多いですね。たまにアホみたいな挙動しますが。
推進部の直径がΦ146mmで、かろうじて150以下を達成できています。ネジの頭ひとつ飛び出るだけでオーバーしそうな勢いですけど。
外周の壁を作ってやれば吹いた推進剤が中に入ってこないので電子機器の保護に良さそうだ、と思ってたんですが、そもそも内部は配管だらけで、リークしそうな場所も結構あるので、あんまり意味ないんですよね。バルブ周りは隙間だらけなのでシーリングしないと内側に跳ね返って余計ひどいことになりそうだし。
おそらく、タンク排出部が一番のネックになりそうな感じです。ノズルスロートがΦ1.0or1.6or2.0くらいですが、タンク排出部はΦ3.2なので、2バルブ同時や4バルブ同時の噴射には余裕がありません。タンク排出部(2種類のネジの変換)だけでもアルミの旋盤加工とかで部品を作れば、かなり性能が向上しそうな感じです。まぁ、そんな事言いだすとあれもこれも切削で作りたい、みたいな話になるんですけどね。。。
ダイナミクスに関しても、少しずつ脳内モデルで検討を進めています。パラメーターの調整に関しては地上テストで大部分をカバーできそうなので、ドローンで投下しながら少しずつ調整、みたいな事態にはならずに済みそうです。ある程度の部分は実際に落とす必要があるので、ドローンテストが不要なわけではないですが(どーやるんだ)。
制御シーケンスとして、ある重力加速度(例えば5Gとか)をしきい値とし、それを超えた時間がある程度(例えば0.5秒とか)継続した場合は飛行中と判断する、みたいな挙動は、結構ちゃんと動きそうな気がします。点火から開頭・分離までの時間はおおよそ固定でしょうから、打ち上げ時のGをトリガとしてタイムテーブルでシーケンスを組み立てる、というのは、信頼性は高いはずです。ただ、ドローンで投下テストをする場合は高Gを再現できないので、別の方法で分離信号を作る必要があります。そうするとEnd to Endでの試験ができないので、結局「ぶっつけ本番」となってしまいます。外側にマイクロスイッチとかを出してフェアリングの有無を検出し、放出されてから一定時間後に制御を開始する、みたいな方法もできますが、プローブ側やロケット側の加工精度によって隙間の量が変動するし、飛行中の変形量とかも見積もる必要があるので、一筋縄では行きません。加速度センサの場合は、レンジ内であれば(断線とかしなければ)確実に計測できるのが利点です。スイッチは高Gや振動でのチャタリング、隙間量の変動による計測不良、といった可能性を排除できません。
まぁ、いろいろ言い訳しつつも、結局自分が乗り気じゃないのが主要因だと思います。やる気があれば「とりあえず作ってみて、だめならその時に考えよう」みたいなテンションで作ってると思いますし。
とりあえずやってみっかー、みたいなテンションでBBMを作るのに必要な部品類をカートに入れてみて、気がつくと結構な値段になるんですよね。別で電子部品やその他部品も色々必要になるので、これテストで落としてクラッシュしたらN倍かー、とか考え始めると……
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