XI-V。
ここ何日か全く受信できてなかったのが嘘のように強く受信できてる。優先度低めにしてたので、同時刻に別の衛星が飛んできてて受信できてなかったのかも。だとすると、同時受信機能はあったほうが良さそうだ。
衛星はXI5なのにCWは全部”XI4"で始まってるのが謎い。
SwissCube。ビーコンにコールサインが入ってるって素晴らしいね! 最初の数文字をぐぐったらWikipediaが出てきて同定完了。
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いくつかの衛星の、方位・仰角毎の滞在時間の図。
XI-IV, XI-V, ISS、2018年6月から2020年6月まで、30秒間隔でプロット。
SSO(軌道傾斜角が十分に高い衛星)だけの場合は全体的に分布して、見かけの角速度が小さい水平線付近が多く、面積の小さい北側に集中している傾向。軌道傾斜角が十分に低い衛星を追加すると、北端が水平線より高いので、その境界が見えてくる。その際もAoS/LoSは低速で通過するので滞在期間は非常に長くなる。
固定ビームで受信する場合、主に傾斜角が低い衛星を狙うのか、SSOのような衛星を狙うのかによって、最適な方向が変わりそう。SSO狙いなら北向きを重点的に受信すると良さそう。
ただ、AoS直後/LoS直前は当然遠いので伝搬損失が大きいのと、水平線に近い分地上由来のノイズ(違法無線とか不法無線とか)の影響を強く受けるので、ここばっかりを狙えばいいということでもないはず。
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今の運用スタイルになってから10日ほど経って、いろいろ変えたいところも出てきてるけど、いざ変えようとするとどうしようか悩む。
1) 広帯域でサンプリング、2) ドップラ補正&ダウンサンプリング、3) 最終処理(画像化or音声化orテキスト化)、の流れにしたい。今は2を挟まずに処理してるのでデータ数が多く処理が遅い&HDDの圧迫が著しい(HDD2本で合計10TB積んでるのに合わせて残り250GBしかないってどういうことだよ。何がそんなに領域喰ってるんだ。。。)。
正常に受信できている場合は1から3まで勝手に流せばいいんだけど、PCの時計がずれていたり、RTLSDRの起動に手間取ったりすると、時刻誤差が大きくなる。例えば500kmを周回している衛星が直上通過時に430MHz帯を出すと最接近時の周波数変化率は160Hz/sを超えるが、このときに時計が10秒ずれていると1.6kHzの誤差になる。帯域幅数百Hz程度のBPFを通す際にkHzオーダーの誤差が発生していては困るので、時刻エラーを抑える方法を考えるか、自動で補正する方法を考えるか、手動で補正する必要がある。自動で補正するのは結構大変そうなので、目視で確認して手動で調整する必要があるが、そうなると観測の生データを保持しておく必要がある。とすると、1から3の処理を自動で流した上で、生データを自動的に削除する、みたいな処理を行うことができない。まぁ、自動で検出(補正)するのが難しいのはSNRが悪いのが原因であって、SNRが悪いならデコードもできないから、そういうデータは捨ててしまっても良い、という気もするが。
中間ファイルは中間ファイルで、どういうファイルフォーマットにするか悩ましい。RIFF/WAV使うんだろうけど、衛星とかの情報をどうやってもたせるか。たぶんJUNKチャンクにXMLとかJSONで突っ込むような感じになるんだろうけど。
あるいはPNGに突っ込むという手もあるか。スペクトル画像の中にIQデータも突っ込む。わりと便利な気がする。どうせWAVでも独自の形式を使うことになるんだから、それなら自分が使いやすいファイルフォーマットを使うべきでは? それに、APNG使えば地図上に表示した衛星の位置とか、通過時の衛星の動きのアニメーションとか、いろいろ情報増やせるし。泥沼の予感だけど。
いちおう、WAVを使えば既存のSDRソフトウェア(SDR#とか)で読める可能性が残るけど、それにしたってある程度固定のSPSである必要があるはずだし。昔のSDR#だと非対応のサンプリングレートだとクラッシュしたような気がする。最近だとどうなってるかわからないけど。気が向いたら適当なダミーのWAV作ってSDR#で読んでみようっと。互換性持たせられそうならWAV使えばいいし、難しいならPNGに埋め込めばいいし。WinがWAVのサムネ(ID3拡張)に対応してればWAVでもいいんだけど、残念ながら標準だと非対応。
PNGの後ろにZIPつなげてその中にWAVでIQを入れておく、みたいなふうにしても良さそう。これなら自分で扱うときはAPNGの情報付きのIQデータとして扱えるし、拡張子をzipに変えて展開すればWAVが取り出せるし。ま、誰かとデータやり取りする予定は無いけれども。
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